IT仕事術.

使いこなせば便利なIT

仕事柄、ウェブのサービスで面白そうなものがあればとりあえず使ってみるということはよくやります。また、ハードに関してもiPadを買って何に使えるか模索してみたり、WiFiでデータを飛ばし自動的に体重グラフを記録してもらえるようなものも買ってみたりしてます。

自分の周りのITが得意な人は誰かに教わる訳でもなく自分で試していく中で使えるようになっているのですが、考えてみればそこまでにかなりの時間と手間をかけています。便利な使い方にたどり着くまでに時間もかけていますし、試してみたものの結局継続利用はせず使うのをやめてしまったというものも大量です。

そんなことを、ITを使いこなせるようになりたいという相談を受けて考えました。

相談をされたのはもうすぐ定年で、定年後は独立して仕事がしたいというビジネスマンの方。有償でもかまわないので、なんとか習得したいとかなりの意欲をお持ちです。若くて時間のある人なら、「いろいろ試してみればそのうち慣れる」と言えば済むのですが、現状忙しく仕事をされている上に独立後に仕事としてITを活用したいという明確な目的と時間制限があるのでそうも言ってられません。

現状はパソコン作業は部下が全部やってくれて自分ではする機会もなく、とはいえ独立後は全部自分でやる必要があるのでパソコンはなんとしてでも慣れる必要があるとのこと。パソコンスクールに通い基本的な操作とワード、エクセルは教えてもらっているもののビジネスで活用、ということになるとパソコンスクールだけでは難しいとのことでした。

ITの活用は人それぞれ

これは良くわかります。私は昔からパソコンやネットの活用をセミナーのような形で講師としてお伝えすることは多いのですが、大勢の人に同時に教えるということはどうしても最大公約数的な、誰もが役に立てることができるかもという一般的な浅めの話をするしかありません。

「エクセルの使い方」や「検索の方法」など内容を絞れば少し深い話もできますが、聞く方としても部分部分しか聞けない上にそれでもやはり習得のスピードには個人差があるのでロスが多くなりますし、運営側も人数が揃わないと開催ができないのであまり狭い分野では企画できません。

そうなると、もう個人指導しかなくなります。とはいえITの活用方法は人それぞれ。音楽を趣味としてITを活用してもっと音楽を、という方は同じように音楽をITで楽しんでいる人しか教えることはできないかと。ITといっても幅が広いので、全ジャンルを網羅というのは無理だからです。

ITのビジネス活用

当初相談を受けた時にはそのような理由からどうしたものかと迷ったのですが、具体的に話をお伺いするとビジネスに活用するという目的に特化したいということでした。

私自身、ITのビジネス活用には自分の業務の中で役立てようと情報を追いかけたり色々なツールを試したりしているので、普段の流れの延長線上でお伝えできることが多そうだと感じました。

また、元々の知人の方だったので多少なりともその方の性格や得意分野がわかっていて、目的とするものとそれら特性を踏まえた上でITを使いこなすというためにどのようなことをすれば良いかをイメージすることができました。

個別サポートを実施

その方にとってITの習得はかなり必要なことで、他に習えるようなこともありません。また、私にとっても元々知識のある分野であり人に伝えるということにも興味があったので、まずは個別サポートをやってみましょうとなりました。

とりあえず週に1回、お互い仕事への影響が出にくい早朝にカフェで話をさせてもらうことになりました。まずはパソコンを使ってその方にとって敷居が低そうなものから慣れていっていただきます。iPhoneやiPadなどのハード類も購入する気があるとのことで、それらを組み合わせてのIT環境を一緒に作っていこうと思っています。

現在パソコンが苦手という方が、どんどんITを活用していくようになるというのは面白そうです。少し考えただけでも使えるようになってもらいたいものはたくさんあるので、ひとつずつやっていただきたいと思います。

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