読書.

この本。

起業だったり、企業の新規事業を指すスタートアップ。
スタートアップはあまりに不確定要素が多く
大量に立ち上がりつつも生き残るのはごくわずかというのが通常です。

そんな状況を変えてしまうかもしれない
画期的な考え方が書いてある本でした。

リーン生産方式、元々は有名なトヨタのカンバン方式という製造業のシステムがありますが
それを起業プロセスに応用したものです。
リーンとは「贅肉がとれた」という意味で、無駄がないということ。

スタートアップでは、市場に受け入れられるであろう新製品を開発して市場に投入します。
しかし市場は起業家が想定していたような良い反応をすることはごくわずかで、
大抵は思い違いに終わり、ビジネスは破綻してしまいます。

起業家というのは自分のアイデアが世界最高のものと思ってしまいがちなので
突き進んでしまうもの。

それを防ぐのがこの手法。
短期的には非効率とも思えてしまうような形で製品と市場の整合性チェックを行い
製品開発に不必要な労力をかけることを防ぎます。

ドラッカーの名言としても有名な
「ムダなことを効率よくやるほど馬鹿げたことはない」を思い出しました。

自分自身、痛いほど実施してしまった経験があります。
「これはみんなに受け入れられる!」と確信して多くの時間をかけて開発したウェブサービスが
誰からも使われないままお蔵入りしてしまうというのが多々あります。

投じたコストを考えると冷や汗が出てきますが
この本を読んでおけばそうはならなかったのにと。
日本で書籍が出たのが今年4月なので無理ですけどね。

日本でもかなり注目されている書籍です。
しばらくこの本のことについてブログを書いてみます。

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