屋久島で縄文杉トレッキングに行ってきました
連休で屋久島に行ってきました!目的はもちろん縄文杉へのトレッキング、往復9時間以上の道のりです。以前テレビで存在を知って以来、ずっと行きたかったので念願かないました。以下、長々とメモ。
鹿児島までは高速で
そもそも、連休は高速道路1,000円を使ってどっかに行ってみようかということから始まりました。1,000円が決まってすぐETCをつけたものの一度も使っていなかったので、せっかくだから使ってみようかと。どうせならということで遠い鹿児島を目指し、行きたかった屋久島へ。
屋久島へは鹿児島港からフェリーか高速艇が出ています。夕方の高速艇を予約し、朝に広島を出発しました。結果、事故渋滞など大量の渋滞にひっかかり、まさかの出発時刻不到着!早めに出てはいたのですが、渋滞を甘く見ていました。
幸い高速艇の会社に電話をしたら翌朝の便への変更が可能とのことだったので、初日は鹿児島名物を堪能しつつ本土泊でした。
高速艇で屋久島へ
屋久島へのフェリーは往復6,200円、でも4時間かかり便数が少ない。高速艇は往復11,000円、2時間で便数が多い。今回は高速艇で行きました。
実は直前まで、航路に流木が流れ込んだり台風の影響で高波だったりでずっと欠航していました。なので九州観光旅行への切り替えも考えてたりしつつ。幸いにも行く日から復活し、なんとかたどり着きました。船を使う場合は旅行の計画が立てづらいですね。
高速艇はそんなにゆれることもなく快適です。2Fあるのですが、1Fは寒かった。
屋久島到着
屋久島に到着した後は、知人のお迎えを待ちました。実は屋久島行きを決めたのが直前だったため宿が取れず、屋久島通の知人に相談したところ地元の人を紹介してくれて、なんとその人の家に泊めてもらえることに!迎えにまで来てもらってホント助かりました。
島についたらタクシーやレンタカーのお出迎えがたくさん。行って気づいたのですが、屋久島は以外に広くてレンタカーがあった方がかなり楽しめると思います。当初バス移動の予定でしたが、それだと大変だったかも。今回は泊めてくれる方が、自分の車まで貸してくれて自由に移動できました!
屋久島探索
車を貸してもらったので、屋久島たんさくです。屋久島は車で1周2時間ほどの大きさだそうで、各所に観光スポットがあります。ホントに何も準備せずに行ったのでどこに何があるかわからなかったのですが、迎えに来てくれた方から島の案内図を借してもらい、それを見ながらうろうろしてました。
お昼にはたまたま入った店が屋久島の地元料理を出すお店で、少しずつ17種類もの料理が出ました!おなかいっぱい。いきなり名物食べつくしました。
その後は千尋の滝
灯台、ビーチなど。
翌日はメインのトレッキングなので、朝ごはんだけ買って早めに帰って就寝。
登山口へ
縄文杉トレッキングの朝は早いのです。登山口までは通行規制があり、その手前の屋久島自然館という所から専用のバスに乗ります。往復1,800円。そのバスが、朝の4時45分から15分刻みで6時まで出ます。
4時半ごろ到着したのですが、既に長蛇の列。そこから並び、5時初のバスに乗れました。片道30分です。実はここで昼食用のお弁当が買えるとの情報を得ていたのでそのつもりだったのですが勘違いだったようで、ここで販売しているのは携帯トイレのみ。飲み物も食べ物も買えません。大誤算。長時間のトレッキングで、栄養補給できないこと確定でのスタートとなってしまいました。弁当の準備は確実に。
トレッキング
バスで登山口についたらまずトイレ。途中トイレは限られているので、多少並んでいてもかならずトイレには行く必要があります。真っ暗な中並びます。
30分くらいかかり、準備完了となったら空が明るくなってきました。いよいよトレッキングの開始です。6時スタート!
最初はトロッコ道をえんえんと歩きます。途中、川を渡るために橋も!
写真の橋は手すりがありますが、手すりが無くかなりの高さがある橋もあります。高所恐怖症の私にはかなりきつかった。橋、めっちゃ怖いです。
途中鹿にも会います。
基本的に木陰を進むので、直射日光にやられるということはありません。
2時間半ほど歩き、トロッコ道終了です。トイレを済ませ、ペットボトルに給水をしていよいよ登山エリアに入ります。ここからは急な上り坂が中心で、足場が悪いところも多いです。
距離としては短いのですが歩きづらいのと、道が狭いため時間がかかります。また、シルバーウィークで人が多かったので、下山してくる人とすれ違う時には横によけて待つ必要が多々あったりと余計に時間がかかりました。
登山エリアに入ってから2時間半ほど歩き、ようやく目的の縄文杉に到着です!5時間かかった。
縄文杉を見る部分は階段+踊り場のようなものが準備されているのですが、人でごったがえしているので休憩はできず、写真を撮ってからまた戻ります。平日など人がいない時ならここで昼食がとれるのかも?
折り返してしばらくはスペースのあるところは昼食をとっている人が多く、それを超えて一息ついたところで休憩しました。とはいえ昼食が買えなかったので、非常食として携帯していたクッキーのみ。でも意外とこれだけで充分でした。
昼食を終えたら後はひたすら下山。ずっと下り続け、よくこんなの登ったなと思ってしまいます。下りはひざにきます。トロッコ道についた時は、ほっとしました。でもここから2時間半。
トイレを済ませ、最後のトロッコ道です。かなり足が痛くなっていましたがあまり休憩もせず一気に登山口へ!結局9時間半かかりました。登山口の案内を見ると、標準では9時間10分のコースだそうです。人が少なければそんなもんかも。
帰りは15分おきにバスが出ているので、それに乗って車を停めているところに戻りました。よく歩き続けたなと自分で思いました。しかし足に疲れはあったものの、体力的にはまだ余裕がありました。かなりきついと心理的にハードルを高く設定していたせいかも。とはいえ、これは一生に一度でいいかも。
トレッキング雑感
準備はトレッキングのことしか考えていなかったのですが、ネットでの情報を色々と参考にさせてもらいました。情報共有の意味を込めてメモ。
・結果的に服装は普通の運動着だけだった
屋久島は雨が多いのと、山の上の方に行ったら寒いとの情報からトレーナーとカッパを持っていきましたが、幸い天候に恵まれたので結局使いませんでした。上はスポーツ用の長袖1枚、下はジャージ、靴はスニーカーです。9月中旬の気候は穏やかで、暑くも無く寒くも無く快適でした。
ただ、もし雨が降ったらかなりきついと思います。濡れると日があたらないので乾きにくいと思いますし、何より足元がかなりすべるかと。今回晴れていても湿ってすべりやすかったので、雨だとかなり注意する必要があると思うので精神的にも疲れそうです。
天気さえよければ、重装備は不要だと思います。軍手もストックも持っていませんでしたが、なくても良かったと思いました。水の補給ポイントがあるので500mlのペットボトルは必須ですね。ただ、冬には雪が積もり上級者コースに変わるようなので時期は重要です。
・子供も年配の人もいた
登山経験者!という人ばっかりという感じではありませんでした。中にはかなり年配の方も。子供も、小学校低学年くらいの子もいました。女性もかなり多かったです。長時間歩くこと以外は、それほど難易度の高いコースではないかと思います。普段から鍛えてないと無理ということはない。ただ、山の上のほうで怪我したりへばったら大変だと思いますので、歩き慣れておくくらいはしておいた方がいいかも。
縄文杉に行ったことが無い方へ
帰ってきてトレッキングの話をすると、そんな大変なトコ自分は行く気がしないと言われてしまいますが、それでもあえて言いたいのが「オススメです」ということ。
トロッコ道など、普通の登山とはまた違うあそこでしか味わえない異世界です。人も多く、道を間違えたりする心配もほとんどないので登山経験者でなくても行ける貴重な場所かと。一度行ってみれば、人に勧めたくなる気持ちもわかると思います。
[注意点]
相当長く歩くことになりますが
準備している時に意外に気が付かないのがソックスです。
できれば専用の厚手のものが良いと思います。
下記にモンベルのソックスへのリンクを貼っておきます。
この商品でなくても良いですが、
リンク先に「ソックスの構造」が書いてあるので
目を通しておくと選ぶ時に役立つかもしれません。
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ツユマメ
シルバーウィークに主人の姉が縄文杉を見に行きました。
昨日お土産をもらったのですが
そんなにハードなトレッキングと知らなかったので
「どうだった?」も聞かずにすんなり受け取ってしまいました。
もっと早くにこれを読んでたらいろいろ聞いたのにな~。
9時間半とは!
三段峡の往復で、もう2度と行かないと思った私には無理ですわ・・・。
江島
>ツユマメさん
ご主人のお姉さん、シルバーウィークに行ってたんですか!同時期に屋久島にはいましたね。もしかしたら同じ日に登ってたかも?感想、ぜひ聞いてあげてください。しゃべりたいと思いますw