この本から。
2002年の本ですが面白かった。
ターゲティングの部分で、スターバックスを愛好する20代の女性に
なぜスターバックスを選ぶのかについて調査すると
「店内で自分が見たくない人たちを見なくてすむ」という回答があったとのこと。
おそらくこの「見たくない人たち」はオッサンのことかなと。
現在では既に幅広い年代の人達が利用するカフェになっていますが
当時はまだそうなっていないんですね。
女性を中心に、若い人ばかりが集まるカフェという
客層を絞ることでも、「そこに行く自分」ということで
行きたくなる要素になります。
そのためには望まない層を弾く必要があり、
それが店舗の外観・内装であったり
メニューだったりするんでしょう。
スタバの呪文のような注文方法は
オッサン避けの効果もあったんでしょうね。
顧客同士が接する環境がある場合は
客層を絞ることで付加価値を高めることができる場合もあります。
いかにターゲット顧客を引き寄せるかだけではなく
いかにターゲット「外」を弾くかに関しても
工夫が必要ですね。
このブログeshima.info(えしまドットインフォ)は
ビジネスやマーケティング、IT活用の記事を書いています。
ブログ購読はこちらのページをご覧ください。