読書勉強会ハヤブクで、アイデア出しをテーマにして本を持ち寄りました。
私が紹介したのはこの本。
アメリカの広告代理店の人が書いた本で、
原書はなんと1940年発行。日本では1988年。
それからずっと売れ続けているというすごい本です。
しかも、書いてある部分はすごく薄い。
解説などを省いた本文は50ページちょっとです。
まずアイデアは既存の要素の組み合わせ以外の何者でもない。
そして一部の天才による突発的なヒラメキで生まれるものではなく
地道で具体的な過程を経て誰もが生み出せるものだということ。
その過程は下記です。
1.データの収集
2.データの咀嚼
3.データの組み合わせ
4.発見の瞬間
5.アイデアのチェック
興味深かったのが1のデータの収集の部分です。
多くの人がアイデアを生み出す時にこの過程を無視しようとする、とのこと。
確かにアイデアってゼロから突然生み出すイメージがありますが、
実際はそんなものではなく地道な情報収集などの土台の上に生まれるものなんですね。
また、収集するデータには2種類あり、特殊資料と一般資料があるとのこと。
特殊資料というのはこれからアイデアを作ろうという対象に関すること。
例えば製品に関する広告を作ろうという時に、その専門的な内容についての情報ですね。
そして一般資料というのはそれとは全く関係のない幅広い知識のこと。
エジプトの埋葬習慣やモダンアートなど。
アイデアを生もうとするなら
何にでも強い好奇心を持って
一生をかけてこの一般資料を集めよ、ということです。
自称アイデアマンではなく、本物のアイデアマンになるためには
専門家として一生を賭けて取り組む必要がありますね。
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