読書.

この本から。

面白かった。
資本主義はもう限界に来てて終わっちゃうよ、という本です。

・資本主義は「周辺」から「中心」に富を移動させる仕組み
・世界が無限の時は、周辺を増やすことで中心全体が豊かになってきた
・地理的な周辺は限界が見えてきて、後は一部のアジアとアフリカ
・アメリカは電子的な金融空間を創造し覇権を握ったが限界が見えてきた
・低金利が続くと、市場が飽和し資本主義としての増殖が限界に来た証拠
・「中心」を維持するためには「周辺」を作る必要があり、それが先進国内での貧困層
・地球全体を見ると市場は有限なので近々終焉を迎える
・資本主義がグローバル化すると国家(民主主義)が資本に従う構造になる
・資本主義に変わる次のシステムが必要だが、それが何かはわからない

読んでいると、資本主義はねずみ講みたいなものかなと思いました。
取る先がなくなれば破綻します。
そして、その状態に近づいてきていると。

日本にどん詰まり感があると思いますが
それは単純に成長過程にある途上国に行けば
現在の先進国の過去と同等の成長が待っていて解決できると考えていました。

しかし、現在の途上国には「周辺」が無くなってきているので
同じような成長は難しいかも。

今まで自分が思っていた以上に
世界の先行きは不透明なんだと感じました。

イチ市民として必要なのは、
やはり不安定な社会で生き残るサバイバル能力ということでしょうか。

あとは大きな社会システムだけに依存しない、
身近な横のつながりの強化ですかね。

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