日常.

高校生の頃はよく友達大勢で
自転車に乗って遊びに出かけていました。

私の家は山の上にあり遊びに行くのはいいけど
帰ってくるのが大変な場所にあります。

なので自転車で遠くに行く時は
かなり気合を入れて出かけます。

ある時、休みの日にみんなで川釣りに行こうとなり
自転車で出かけました。

釣竿を持って10人くらいで川に沿って走り、
魚がいるポイントを探して移動していました。

とある箇所で釣れるかチャレンジし、
釣れないようなのでまた他の場所に移動すべく
川を離れて道路に戻っていきました。

私は先に戻ったグループだったのですが、
後から続くはずの友達数人が帰ってこない。

何をやってるのかと思ったら遅れて戻ってきました。

みんな大笑いしています。

どうしたのかと思うと友人Tが
びしょ濡れの靴を片方手に持って帰ってきました。

川から離れる途中で足を踏み外し、
足を川に突っ込んでしまったとしか考えられません。

「どしたん?」

と聞いて、彼が言った言い訳。

「子犬が流されとったけー助けに入った。」

んなわけない。

仲間内で伝説になっている秀逸な言い訳です。

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