WEB.

飲食店など不特定多数のお客さんを相手にする商売の場合
ウェブサイトはあった方が良いなと思います。

人から聞いたり看板を見かけたりしてどんなお店なんだろうと思った時に
検索すれば簡単に調べることができるようにしておいた方が
機会損失がなくて良いですよね。

でも意外にネットで情報を調べる事の出来ないお店って多いです。
公式なものはなく、お客さんがブログなどに書いててようやく情報のかけらを見つけたり。
そんなことがあるたびにもったいないなぁと思います。

ただ、そうなってしまう理由もわかります。
自分でお店のサイトを作ろうにも良くわからないという人がほとんどでしょうし、
プロに頼んだら安くてもたいてい数十万円してしまいますので。

では手間かお金をかけないとどうしようもないかというとそうではなく、
色んな無料サービスを活用すればきちんとした情報提供ができますよというお話です。

ネットでお店の情報を見たいときにどんな情報が欲しいでしょうか。
例として飲食店の場合、私ならこんな感じ。

・お店の名前
・お店の場所
・どんなメニューがあるのか
・だいたいおいくらくらいのもんか
・料理の写真
・お店の写真
・定休日や営業時間

さらに詳しく知りたい!と思った時には
こんな情報もあると楽しめるかも

・料理・材料・接客に対するこだわり
・お店をやっている人はどんな人なのか

前者を基本情報とすると、
しっかりと基本情報を取得できているお店はどのくらいあるでしょう。

名前や場所(住所)などは見つけることができる場合が多いです。
タウンページとかのデータが出てきたり。
でもそれだけだと情報量が少なすぎ。

公式サイトがあるところでもメニューがなかったり
お店の写真がない、もしくは少ししかなかったりします。

パンフレットや雑誌と違ってウェブの良いところは紙面の制限がないところなので
選び抜かれたキレイな写真1枚よりも、
適当に取った10枚の写真の方がお店の雰囲気がわかります。
素人写真でもたくさんあればカバーできるということです。

となると基本情報自体はお金や手間をかけなくても
簡単に提供できるのではないでしょうか。

じゃあそれをどうやって提供するんだという話になります。
手前味噌ですが、ウチが提供しているサービスに広島おでかけマップというものがあります。
お店の基本情報や写真を載せることができるサービスです。

広島周辺のお店に限られますが、
掲載は無料だし使ってもらえればいいのになぁと思います。

実際独自の公式ページを持たず、
おでかけマップの自分のページを公式ページとして
活用してもらっているお店もあります。

また、後者のこだわり情報などは
情報量が大量になるのでおでかけマップなどには向かないかと。

そうなると、有効なのはブログだと思います。
ブログサービスは無料で使えるものが山ほどあります。

そこにお店のブログを開設し、
メニューの開発秘話やお客さんとのやり取り、
お店の人の個人的な趣味の話など乗せれば面白いのではないでしょうか。

またまた自社サービスの話になってしまいますが
そのブログを広島ブログに登録してもらえれば
地元広島の人に知ってもらう機会は増えると思います。

お金をかけてきっちりした公式サイトを作るのも良いですが
そこまではちょっと、という場合は各種無料サービスを活用すれば、
お客さんが必要としている情報を提供することはできます。

小さくても良いお店というのは広島にもたくさんあると思うので
そんなお店の情報がネットでチェックできるようになればいいですね。

広島ブログ

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2 Responses to “お店のウェブサイトは無料サービスでも良いんじゃないか”

  1. やのしん

    地域に根ざした良いお店をデータベース化したものはすごく価値がありそうですね。

    僕が提案したいのは、「如何にして情報にたどり着かせるか」という点ですね、そこがすごく重要だと思っています。 情報を貯め込む(データベース化)だけではただの自己満足に終わってしまって、誰にも見つけてもらえずという結果になってしまうので、どうやって検索させるか、比較させるかという点がチャレンジしどころだと思います。

    最近、誰かと意見交換したときだか何かの記事を読んで議論したときだか忘れたのですが、「ブログってマーケティング理論でいうAISCEAS理論、C(比較する=Compare)とS(検索する=Search)でしか有効じゃないよね」という会話をしました。 つまり、A(興味を惹きつける=Attention)にはほとんど役に立っていないのでは?ということです。

    ネットで情報を調べて何かを買う・お店を選ぶときって、今ではサイトやブログから情報を集めてどれにしようか比較検討する機会がその多くではないかと思います。 その時に、ユニークな切り口で情報を調べさせてくれる何か、が大切だとおもうのです。

     個人的な構想としては、お店の名前や位置やメニューといった「定量的」な情報での検索ではなく、感覚や感性など「定性的」な情報で知りたいお店を調べられる仕組みを実現したいと思うのです。
     お店についてブログなどに書かれた「楽しい雰囲気」「シックで落ち着いた」「一人で篭るにはぴったり」などの何かしらのメタ情報をDB化して、それを検索軸にするイメージです。
     利用者の視点で考えると、「合コン向けに洒落たとことがいい」とか「大人数が集まってオフ会するんだけど、どうしよ~。交通の便などが良い場所って?」なんていうケースが自然だと思うので、それをスムーズにウェブでの検索方法に置き換えられると理想だなあ。

    なんて、長々と理想を書いてしまいました。。。

    *ご存知かと思いますが、AISCEAS(アイシーズ)はウェブマーケティング用語で、AIDMA(アイドマ)やAISAS(アイサス)から進化したWEBマーケティングに特化した法則です。…複雑だなあ。

  2. 江島

    >やのしんさん
    ブログがAttentionにはあまり役に立っていないという話は興味深いですね。
    では数少ないAが起こる時はどんな時か考えてみました。

    ブログを見て紹介されている小説が面白そうだ、
    レストランに行ってみたい、と思ったことは何度かあります。
    それを思い返してみると、適当に検索して出てきた情報ではなく
    普段読んでいるブログで紹介された場合ではないかと思います。

    つまり、紹介してあるエントリの情報だけではなく
    そのブログの著者に対して(会ったことはなくても)
    ある種の信頼感のようなものがあれば
    同じ情報でも興味を持つ度合いが大きくなるのではないでしょうか。

    ブログから情報を調べるユニークな切り口として
    私は「著者」というメタ情報が面白いのではないかと思います。
    どう書かれているか、ではなく誰が書いているかです。

    能動的に情報を捜し求めるのではなく、
    自分と感性が似ているもしくはこの人の言うことは信じられるという人からの情報のなかで
    求める情報をフィルタリングして教えてくれるとか。
    そんなサービスなら登録してみたいと思います。