真面目に考える, 読書.

この本から。

アメリカの有名なソフトウェア開発会社37signalsの示す
新しい働き方について書かれた本です。

この会社は一箇所のオフィスに集まって仕事をするのではなく
世界各国にスタッフがいて、それぞれが好きな環境で仕事をしています。

仕事のやり取りは基本的にはすべてインターネット経由で行い
実際に顔を合わせるのは年に2回だけ。

ほとんどの仕事をリモートで行うにあたっての
メリットやデメリット、
工夫している点などについて書かれています。

僕はこの本で書かれているような
自分のライススタイルに合わせて仕事環境を作るということを実践していますが
周りで同じような人が増えたらいいなと思っています。

ということで、長くなってしまいますが
たくさん引用しつつご紹介します。

なぜ会社にいると仕事ができないのか?

オフィスにいると電話やミーティングなどで使える時間は細切れになり
集中してクリエイティブな仕事に没頭することができない。
会社の外にいれば邪魔も入らず仕事に集中でき、生産性は格段にアップする。

9時5時からの開放

ライススタイルはそれぞれあるはずなのに
みんなが同じ時間に勤務するのはおかしい。
コミュニーケーションはコアタイムを決めれば充分。

都会を離れて住むライススタイルが人気になるだろう

家族などの人間関係やライフスタイルの問題で
都会に住まない優秀な人でもリモートなら高レベルの仕事をしてもらえる。
地方には競合が少ないので長く働いてもらえる。

これからは場所と時間を自由に選べることが本当のぜいたくになる

スキーがやりたいならカナダの雪山で暮らし、
サーフィンがやりたいならハワイで過ごしてもいい。
行きたい所に行くのに、足腰が弱るリタイヤを待つ必要はない。

なぜそんな有益なリモートワークを今までみんなしなかったか?

できなかったから。電話とFAXでは無理だった。
ただ、現代ではインターネットと様々なサービスを使えば
仕事のやり取りはオンラインで完結できる。

リモートワークを支援するツール
1.ベースキャンプ(プロジェクト管理)
2.WebEx(オンラインミーティング)
3.スカイプ(インターネット通話)
4.インスタントメッセージ(チャット)
5.キャンプファイア(グループチャット)
6.Googleハングアウト(複数人ビデオ会議)
7.ドロップボックス(ファイル共有)
8.Google Drive(オフィスソフト)

著者の会社が開発しているツールがあったり
日本では馴染みのないものも多いですが
こういったツール類は本当に充実してきています。

リモートワークの欠点
1.仲間と顔をあわせる機会が無くなる
2.仕事モードの切り替えが難しい
3.家には邪魔が多すぎる?
4.セキュリティを守るためにはオフィスが必要?
5.顧客対応ができなくなる?
6.いますぐ質問できないと困る?

これは必ずしもネガティブな要素というものではなく
ちゃんと対応すれば問題ではなくなるとのこと。
環境に合わせた工夫は必要ということですね。

セキュリティ
1.ハードディスクを必ず暗号化する
2.自動ログインを使わない
3.ウェブサイトを見る時は暗号化通信を使う
4.スマートフォンやタブレットにはパスワードをかける
5.パスワードは長くて複雑なものにする
6.2段階認証を使う

僕の関係するIT絡みなので具体例も引用。
IT関係者には当然のことばかりですが
こういったITリテラシーの研修は必要ですね。

ミーティングとマネジメントのせいで、オフィスでは仕事が進まないのだ

オフィスならミーティングとマネジメントができる、と思うところですが
そもそもそれが仕事が進まない原因だと。
納得。

上司が見張っていないと仕事をさぼる?

ここが非常に面白いと思ったポイントでした。
仕事そのものに意義を見出し面白いと思ってもらえたら
監視などしなくてもみんなやりがいをもって仕事をするとのこと。

逆に、仕事をしすぎてしまわないように注意しているんだとか。
週40時間労働で、それを超えないように
注意を呼びかけているそうです。

リモートのコラボレーション術
1.コアタイムを決める
2.同じ画面を見つめる
3.情報を閉じ込めてはいけない
4.バーチャルな雑談の場を作る
5.進み具合を共有する
6.印象よりも中身を見る

ここは貴重なノウハウ。
考えてもわかりづらい部分であり
実践から得られた経験から出た部分です。

リモートワーカーは人柄が大事

顔を合わせないんだから
仕事ができれば嫌なヤツでも良さそうと思いがちですが
そこは逆でリモートだからこそ人柄が大事なんだとか。

文章力のある人を雇う

これは意外でした。
コミュニーケーションのかなりの部分を文章で行うので
誤解を生むような文章を書く人がいたら困るんだとか。納得。

旅に出たり、家族と過ごす時間を大切にできるように
仕事のやり方を工夫してきましたが
チーム単位でやるとこうなるんだとわかったのが非常に大きな収穫でした。

こんなチームを作って仕事をしていきたいですね。

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