この本から。
田舎暮らしも楽しそうなので
検討するために今後の住居環境について考えてみました。
まず、日本の人口は間違いなく減少していきます。
移民策も考えられますがあまり受け入れられそうにないので
人口減に応じた社会を作っていく流れになるのではないかと思います。
また、単に人口が減るだけではなく
高齢者の比率が高い形です。
医療・介護の費用は既に問題になってきますが
お金がバンバン入ってくるようになる見込みもないので
ここも効率化する必要があるでしょう。
老人ホームや医療施設もロボット化が進み
公共施設として安価に過ごせるようになります(そうあって欲しい)。
それには一箇所に集中している必要があります。
となると、ポートランドなどに代表される
コンパクトシティ化が日本の各都市でも進み
狭い範囲の都市にインフラを集中させて効率化を図ることになるかと。
それにより整備された都市と
放置される郊外という2極化が進みます。
もう過疎地を維持する体力は日本にないでしょう。
医療・介護を受けるなら
郊外に住んでいた高齢者の方も
都市に転居せざるを得ない時代になります。
そうなると、加速度的に郊外に空き家が増えます。
インフラも整備されないので
自力で生きられる人たちだけが住める地域です。
ただ、圧倒的に供給量が多いため
タダみたいな価格で利用することができるようになります。
つまり、元気な若いウチは自然豊かな郊外で自力で暮らし
それが難しくなったら都市のインフラでお世話になるという流れ。
そうなった時に、都市は効率化が最重要なので
ビルだらけです。
一方、郊外は残っている木造一軒家を活かして
修復・リフォームをすることになるでしょう。
自分の住む家は自分たちで直す/作るということを
楽しむ文化ができるかもしれません。
田舎の自力生活も太陽光発電や家電の省エネ化も手伝って
昔ほど大変なものではなくなってくると思います。
都市から車で少しいったところに
自然豊かな環境で拠点を持つことができれば
人生の楽しみ方が変わってきますね。
読みづらい大きな要素としては
3Dプリンタの大型化・効率化により
安価に家が作れるようになる可能性があります。
世界トップレベルのデザイナーが作り
多くの人が実際に住んで問題点を改善し続けた住みやすい家が
土地があれば50万円くらいで作れるようになるかも。
そうなるとまた郊外需要が増えて
都市一極集中から離れてくるかもしれませんね。
今後数十年の日本の住宅環境はどうなるでしょうか?
将来の環境予想もしながら
生活スタイルを組み立てたいですね。
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