この本から。
自給力という面白い考え方が紹介されていました。
長らく、生活の(経済的な)豊かさを図る指標として
「年収」というのは大きなキーワードになっていたと思います。
お金があれば生活が豊かにできるということですね。
一方、自給力というものは
自分で必要なものを生み出せる力です。
例えば家の修繕であれば、
自給力がない人は外注するしか無く例えば500万かかってしまうものが
それを自分でできる人は材料費の50万円だけで済みます。
豊かさは収入だけで計るものではなく
収入+自給力が豊かさなのではないかと。
稼ぐ力が弱くても自給力があれば
豊かな生活が送れるということですね。
収入を上げるというのは一筋縄ではいきません。
特にサラリーマンの場合は一気に上ることは少なく
大きく変化させようと思うと転職などが必要になってきます。
しかし、自給力に関して言えば
自分の時間を使ってどこまででも鍛えることができます。
プロが作ったものに質が及ばなくても、自分で使うものなら気になりません。
経済発展のために、すべてのモノ・コトはお金で解決すべきであり
そのためにはひたすら稼ぎなさいというメッセージは
もう違和感を感じている人も多いのではないでしょうか。
行き過ぎた分業、効率化が見直されて
もう少し昔のように自分の身の回りのことは
自分たちでするような文化になるのかもしれません。
ノウハウに関してはネットの普及により
かなりニッチな分野でも情報をすぐに得ることができるような時代です。
自分で作った物なら愛着もわきますし修理もできます。
これからは、今までよりもものを大切にするような時代に
戻っていくのではないでしょうか。
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