読書.

この本から。

「経営者に」とありますが、原書タイトルは
The Five Most Important Questions You Will Ever Ask About Your Organization.
ということで会社に限らずなんらかの組織を運営する上で考えるべきことを示してくれています。

本文中では非営利組織を主な対象としています。
非営利組織の場合は成果を金銭で計測することができないから。
とはいえ、営利企業でも金銭以外の価値も重要なので役に立つということです。

ということで、表題の5つの質問は下記。

われわれのミッションは何か?
われわれの顧客は誰か?
顧客にとっての価値は何か?
われわれにとっての成果は何か?
われわれの計画は何か?

非常にシンプルな質問ですが
組織を運営する上ではこれらをずっと考え続ける必要があるとのこと。

個人的に興味深かったのは
ミッションは周囲の変化によって変わっていくものだということ。

ミッションは一度設定したら変えるのはマイナスと思っていましたが
そうではないんですね。

もちろん、まったく違うものにコロコロ変わるのは良くないでしょうけど
見直しと変化は必要。

もうひとつは、顧客にとっての価値を認識する時に
自分たちで考えたりせず、顧客に直接聞け!ということ。

ドラッカー自身も運営していた大学院の価値を確認するために
卒業してからしばらくたつ卒業生に対して
毎年50人ほど電話をかけて得た価値を確認したりしていたそうです。

「自分たちの価値はこれだ」というのは想定や思い込みをしてしまいがちですが
実際に顧客が感じている価値とズレが生じることもしばしば。

直接聞くことが容易なケースばかりではないでしょうが
コストをかけてでも確認することが必要なんですね。

この5つの質問は非常にシンプルであり、
それだけに定期的に見直したいと思うものでした。

ドラッカーの本の中では珍しく非常に薄い本で
100ページくらいしかありません。

また、ドラッカー以外の人がコメントしている部分も多いので
純粋にドラッカーが書いている部分は非常に少しだけ。
ということで、読み返しがしやすい本です。

本はあまり持たないようにしようと思っていますが
この本は手元に置いておきたい本でした。

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