今まで何の関心もなかった教育関係について
息子が産まれてから色々と考えるようになりました。
今日は読書勉強会の後でお茶を飲みながらの雑談中に
子供の教育についての話になりました。
高校生の時に大学を選ぶ時、どの分野に進みたいかの前に
自分の偏差値があって、その範囲内で学部・学科を選んだりします。
そこで何が学べるかもよくわからないまま、なんとなくで。
自分が通ってきた道ではありますが、
それっておかしいよねということに。
世の中のことが何もわからない高校生が
どんな仕事をしたいのかがわかるわけがない。
また、高校生のころは大学生になれば社会のこともよくわかって
自分の進むべき道が見えてくると思ってたけど
バイトなどして多少見識は広がるものの、それでもかなり狭い世界しかわかりません。
結局就職の時も、自分が入社できそうな範囲でなんとなく良さそうなところを
選んじゃったりというのが多いんじゃないかと。
話をしていて思ったのが、自由尊重という名目で
「子供が自分がしたいことは自分で選択させるべし」という考え方が
そもそもの間違いかと思いました。
何もわからない子供が高い目的意識を持って
進むべき道を見つけることのできる割合は少なく、
自由自由と言われ続けて結局は周りに流されることしかできなくなる。
周りと同じ事をやっておけば幸せになれた時代なら問題ないですが
これからの世の中がそうなっていくとは思えません。
「自由」を尊重する流れとは逆行してしまうかもしれませんが
親がある程度「こんな大人に育てよう」という道を想定してしまい
それに沿って育てるというのはアリなんじゃないかと思います。
その上で、子供が自分の判断で別の道に行くのは良い。
もちろん親か描いた道をそのまま行くのも良い。
強制しない限り、ある意味それでも自分で選択してはいますよね。
「親が描く道」が大間違いなことも多々あると思いますが
現状の「大多数が進んでいる道」が正しいとは思えない。
正解は見えないし、そもそも正解なんてないけど
今の流れにそのまま乗せるというのに危機感を覚えます。
教育について見識の深い人に色々と話を聞いてみたいですね。
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崎田 和伸
拝読しました。
子供が産まれて2年が経ちました。
教育について、江島さんと同じように、考えるようになりました。
私は・・・
「道筋を親が作って子が選ぶのを待つのか、道筋すらも子供が見出すまで待つのか」
その違いのような気がします。
おっしゃるとおり、正解は無いですね。
日々、育児に向き合いながら、考えています。
まあ、自分に置き換えてみると、フリーター、プータロー、経営者(安定とは反対の世界)になっていますし、子はどうにかしようと思ってもどうにもならんのかもしれません・・。
江島
現状は「道筋すらも子供が見出すまで待つ」というのが基本になっている気がしますが
それで見つかればベストなもののかなり可能性が低い気がします。
それが「自由尊重」ばっかりではなく、「責任放棄」という面もあるんじゃないかと。
実際子供が大きくなったらそこまでやっとれん、というのはあるかもしれませんけど。
崎田 和伸
母親よりも、もしかすると長い時間、一緒にいるのに、お母さ~んと飛んでいってしまう理不尽を受けながら(^_^;)、思うようにならんな~と思っています。
基本と可能性、自由尊重と責任放棄、おっしゃるとおりです。
親は教える側なのか、教えられる側なのか、それすら分からない、まだまだこれから親を学んでいかないといけないなと思っています。