昨日の美容院の話の続き。
人材育成の仕組みをしっかりと作っている
美容院で聞いた話の中で
別の意味で驚くことがありました。
一般的に美容師になる人は
スタイリストとして一人前になり
お客さんを持つことを目指します。
美容師業界での常識であり
業界外の僕が聞いてもまぁそうだろうなという感じ。
しかし、最近の若い人の中には
スタイリストになりたくないという人もいるそうです。
なんで?と意味がわからなかったのですが
スタイリストになるとお客さんを抱えて売上の数字を出す必要があるので
その責任を持ちたくないということのようです。
なのでずっとアシスタントとして
シャンプーや他のスタイリストの手伝いを
続けていきたいと。
近年、同じような理由から
出世したくない人が増えていると耳にすることがありますが
職人の業界でまでこういうことが起こっていることには驚きです。
働き方に対する多様化なんでしょうね。
色んな考え方の人がいるということです。
物質的に豊かな時代になるとこうなるんでしょうか。
この会社のすごいところは
「それはおかしい」とスタイリストへの道をすすめるわけではなく
意思を尊重してそんな人でも活躍できるようにポジションを確保していること。
今後ますます働くことに対する考え方というのは多様化していきそうです。
おかしい、とすぐに否定するのではなく
どうしたらそれでも成り立つのかを考えてあげれるようになりたいですね。
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