読書.

ハヤブクで紹介してもらった本。

ハードワーク!  グッドライフ!:新しい働き方に挑戦するための6つの対話
山崎 亮 駒崎 弘樹 古田 秘馬 遠山 正道 馬場 正尊 大南 信也
学芸出版社
売り上げランキング: 418,880

コミュニケーションデザイナーの山崎亮さんが
ユニークな働き方をしている組織の6人と対談して
働き方を考える本です。

ぼくは前々から一般的な雇用形態での働き方に関して、
他のもっと良い形があるんじゃないかと考えていました。

自分が独立してから考えるのが、
勤務中とプライベートの境界を引くことへの違和感です。
独立したらそんな区切りはなくなります。

自分の仕事の成果に自分で責任を持つのなら当たり前で、
ほどほどであれば良いことだと考えています。

しかし、雇用形態でこれを強要するのは違法ですし
ブラック企業になってしまいます。

もちろん既存の雇用形態がベストなケースも多々あると思いますが、
そうではないケースもあり、
必要なのは選択肢かと考えていました。

そういう中で、会社との雇用契約以外での働き方や、
また雇用契約でありながらも融通を効かせたスタイルの会社など
様々なケースが紹介されており、非常に刺激的でした。

特に気になったのが、著者である山崎さんの経営されている
studio-Lという集団の働き方。

コミュニケーションデザインを事業として行っていますが
スタッフの働き方は「フリーランス」と「会社員」の中間くらいなんだとか。

形式上はそれぞれが個人事業主であり、
プロジェクトごとにチームを組んで仕事を投げるようです。

もちろん仕事ができない、やらない人には仕事がこなくなるので
働く方にとっては非常にリスクが高くなります。

実際、スタッフを募集すると相当数が応募してくるものの
この形式と知るとほとんどの人が辞退するそうです。

結果、仕事にやる気がありちゃんと動ける人だけが集まり
チームとなっていきます。

もちろん組織としてのルールもあり、
仕事を取ってきたらいくら、
企画を担当したらいくら、という運用も決まっているんだとか。

組織としての秩序はありつつも、
個人としての自由もあるという状態でしょうか。

仕組みを作るのは相当大変だと思いますが
うまく動けば非常に楽しくやりがいのある仕事環境ができそうです。

すぐにできることではありませんが
将来的にこんなこともやっていきたいです。

広島ブログ

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