皆さん百科事典をお持ちでしょうか?
ごっつくて場所をとりますが一家に一冊は調べ物のために必要でした。
しかし、インターネットの普及と検索技術の進化に伴い
調べ物はインターネットでするのがあたりまえになりました。
しかし定量的な情報を調べるにはコツがいりますし
「○○とは」などで検索してもなかなか見つからない場合もあります。
そこで登場したのがWEB上の百科事典です。
ウィキペディアといいます。
調べたい文字を入力すればすぐにそのページが表示されます。
本の百科事典のようにページをめくりながら探す必要はありません。
これはコンピュータならではなのでわかりやすいと思います。
このウィキペディア、既存の百科事典と決定的に違う点があります。
誰でも百科事典の中身を作成したり編集したりできるのです。
既存のものはその道のプロフェッショナルの方々が
記載されている事項に間違いがないかをチェックしながら
作り上げるものでした。
それに対してこれはどんな人でもできます。
プロではなく、ド素人多数で作る辞典です。
では、情報の正確性や文章の見易さを考えて質が低いのか?
そんなことはありません。
それぞれの項目で非常に質の高い情報が書かれています。
もちろんこの特性の為、記事ごとで情報の質に偏りがありますが
多くの人が興味を持つ項目に対しては概して高品質です。
正しい記事を悪意を持った人が書き直して
おかしくならないかという事に関しても
一定期間をおけば誰かがすぐに正しく修正する自浄作用があります。
一部の悪意の人による行為を
その他大多数の善意の人による行為が
カバーできているんですね。
現在WEBの世界はこのように、
完全ではないけどおおざっぱには良いモノだという考え方で
価値を提供するモノが増えています。
これらの根底には
悪い事をするのはごく一部の人で、ほとんどの人が良い人だ。
という考え方があります。
そしてそれを元にして多くのサービスが生まれています。
それってすばらしい事だと思いませんか?
人を信頼する事から生まれるサービスが価値を持つ。
非常に良い流れだと思っています。
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