WEB.

昨年末にヨーロッパの通貨ユーロが
アメリカドルの流通量を超えたそうです。

通貨として誕生して約8年、現金流通から5年で
世界通貨としての存在感を高めてきたことになります。

ユーロに対する信頼感からか、
ロシアや中東などのユーロ圏外の国々でも
ユーロを持つ人が増えているとか。

通貨には信頼性と利便性が求められるので、
広い地域で使えて信頼できるユーロが伸びてきたんだと思います。

しかし、ユーロの他にも注目されている通貨をご存知でしょうか?
Web上のポイント通貨です。

通常は特定のお店で商品を購入するなどした場合にもらえるポイントが
複数の事業者で共有するようになり、
通貨としての色合いを強く持ち始めています。

まだまだ何にでも使えるとまではいきませんが
今後ポイントサービスの統廃合が進み、
消費者にとっては便利になっていくことでしょう。

この手のサービスは大資本で強いところが出てきて
みんなが集中すると便利です。
DVDの規格がバラバラだと困るけど、
統一されたら気にしなくて済むようになって便利なのと同じですね。

そこで注目されているのがGoogleです。

Googleは広告を受け付けておりかなり小額の課金もしていて
世界中の大中小規模事業者から収益を上げています。

また、アドセンスなどによる収益の配分も行っており、
これまた世界中の人たちにお金を支払っています。

現在はお金でこれらの価値を流通させていますが、
これをWebマネーとして循環させることができれば
相当のコスト削減になります。

また、それを他サービスでも使えるように提供すれば
稼いだポイントで商品を買うといったような
まさに通貨と同じ役割を果たすことになります。

資本は十分で信頼性があり、
Web上できっちりしたシステムを作ることで
利便性は通常の通貨よりも高くできます。(ネットを使う人にとっては)

Google世界政府論は昔から言われていますが
世界通貨を握るようなことになれば
いよいよ単なる1企業ではなくなってきますね。

Googleでないにしてもどこかの企業がそれを目指す気がします。
世界中で共通の通貨が生まれるとしたら
政治主導ではなくWeb上での民間主導になるのかもしれません。

広島ブログ

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