よくあることですが、昨年末の年賀状シーズン直前にプリンタが壊れてしまいました。インクがある状態でもひどいかすれが出てまともに印刷できない。色々復旧作業を試みましたがダメで、お役御免となりました。
同時期に嫁の実家でもプリンタが壊れていることが発覚しました。プリンタを修理に出した方が良いか聞かれたのですが、一般的にプリンタは修理に出すのは無駄が多いことを説明し、結局めったに印刷をしないので必要な時はウチで印刷するということで決着。
プリンタを修正しない方が良い理由
プリンタの多くは消耗品で稼ぐビジネスモデルになっています。プリンタ本体の価格はかなり抑えられており買いやすくなっています。メーカーはそこでは利益をあまり目指していません。その代わり、消耗品であるインクの値段を高くすることで、使えば使うほど利益がでる仕組みになっています。プリンタによっては交換インクを買うよりも、インクがなくなったら毎回新品を買った方が安くあがるようなものもあるようです。
仮にプリンタが壊れた場合に修理するとなると保証期間外だと人件費もかかるためどうしても安くても1万円程度とそこそこのコストがかかります。しかし本体に関しては前述の理由からかなり安く販売されているので、安価な家庭用プリンタの場合はもう新しいものを買ってしまった方が良いことになります。
壊れたプリンタを買う理由
プリンタは前述の理由で修理に出すのは無駄ということで新しいものを買いましたが、古いプリンタは廃棄する前にオークションでの市場価格をチェックしてみます。実は、壊れたプリンタの需要というのは結構ありまして値段がついてしまうのです。
プリンタは壊れたといっても機械的に全く動かなくなったというケースよりも、消耗品であるインクカートリッジというインク周りの部分だけが壊れることがほとんどです。その部品さえなんとかすればまだまだ使えます。
一般家庭レベルでは難しいですが、世の中にはそれを専門で集めている人たちがたくさんいます。それはどうするのかというと、壊れたプリンタを集めて壊れた部品だけを他のプリンタから取り出して組み合わせ、故障を修理してしまうのです。またプリンタに関してはそもそもインクが固まってつまっているだけという故障も多く、お湯につけたりアルコールで拭くなどちょっとしたコツを伴う作業だけで復旧してしまう場合もあります。
ノウハウを身につけたり復旧にチャレンジするコスト、またそもそも復旧しないリスクもありますが、それでも数多く故障商品を取り扱うことでコストとリスクを軽減して低価格でちゃんと動作するプリンタを作ることができます。それを販売して利益を稼ぐ人たちがいるんですね。ネットオークションが普及していることによりニッチ分野での需給バランスが上手く機能しています。
壊れたプリンタを売るメリット
では売る方はメリットはなんでしょうか。単純に値がつけばお金が入ります。ただ、やはり壊れているものなのでたいした値段は付きません。私のプリンタは1,800円でした。ヤフーオークションで出品しましたが、出品やそれに伴う連絡と配送の手間を考えたらあまり割にあうものではありません。
合理的に考えたら普通に捨てるのが一番かもしれません。一番のメリットは、完全に壊れたわけではないものを捨ててしまうという罪悪感をなくすということでしょうか。直して誰かがまた使ってくれれば嬉しいですから。
あとオマケで、久々にヤフーオークションに出品したのですが支払いや配送など色々と新しい仕組みができていることが勉強になったので、個人的にはそれが一番のメリットだったかもしれません。
このブログeshima.info(えしまドットインフォ)は
ビジネスやマーケティング、IT活用の記事を書いています。
ブログ購読はこちらのページをご覧ください。
柿辰丸
ジャンク品、オークションによくでてますもんね。
うちの壊れたプリンターも売るかな。
でも面倒くさいwww
江島
売るのって結構面倒ですよね。
やってみて改めて思いましたw