真面目に考える.

ファミコン世代なので子供の頃はゲームばっかりやってました。
今はゲーム機も持っていませんしほとんどやりません。
しかし、スマートフォンでゲームがかなり身近になりました。

話題になったゲームを調査のためにちょっとだけと思い
無料ゲームをダウンロードしてはまってしまったこともあります。

長時間やってしまい、無駄にした時間を悔やみながら
ちょっとした時にまたやってしまうという中毒状態。
それほど深入りはしませんでしたが、最後は思い切って全データを削除して抜け出しました。

無料でもよくできているものはありまして、夢中になってしまうんですね。
こういった時間を忘れて集中する状態を、「ゾーン」とか「フロー」とかと呼びます。
詳しくはこの本。

フロー状態になるにはいくつかの条件があって、
例えばやっていることに対する具体的なフィードバックがすぐにあると
入り込みやすいなど色々あります。

フロー状態は非常に気持ちのよいもので
充実感などの快感が得られます。

こういった超集中状態はスポーツや仕事などに活かせば良いのですが
ゲームというのは非常に条件を作りやすく
簡単に気持ちが良くなってしまうんですね。

今はスマートフォンでできるので場所を選ばずどこでもできますし、
無料だったり85円などの超低価格で遊べるゲームが山ほどあります。
次から次へとゲームをし続けることが小学生のお小遣い範囲でも簡単にできてしまう。

そうなると、あまりに手軽にゲームにより快感や一時的な達成感が得られるために
長期間苦労して物事を成し遂げる、能力を身につけるということが
しにくくなってくるのではないでしょうか。

これが続けば現状に特に不満のない先進国の人間は
手軽に快感を得れるゲームに没頭し生産性は失われていきます。

一方で、生活に不満を抱きもっと豊かになりたいと思う発展途上国の人間は
ゲームよりも目の前の仕事や能力向上に意欲を持ち続けます。

国の経済ではなく個人の幸せ度を考えればどちらも正解。
こうやって、ゲームにより世界の均一化を加速させるのかもしれません。

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