この本読みました。
いやー、読みづらい本で完読するのが大変でした。
原書は100年くらい前のロシアの人。
ダーウィンの進化論について、競争による淘汰ばかりが取り上げられるがそうではなく
生物は相互扶助によってこそ成り立っている
(ダーウィンもそういう意図があるはずだ)という内容です。
昆虫から動物、原始的な生活を送っている人、
そしてヨーロッパのコミュニティの発達について
相互扶助の観点から例を挙げて説明してあります。
根本にあるのは、相互扶助をしている生物が
淘汰の波を乗り越えて生存しているということです。
いくら個体として強固な生物であっても
それだけでは不測の事態などに対応できず
種としては絶滅してしまう。
そのことから、相互扶助つまり他者を助けるというのは
愛や同情などの高等な感情ではなく
本能として人間に備わっているとのこと。
現代では他者を助けることはすごいこと、
なかなかできないことと考えられがちです。
しかし、原始的な本能であり当たり前のことだという考えがあれば
もっとみんなが自然にお互いを助け合えるのかもしれません。
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