読書, ビジネス, 子供.

以前ハヤブクの雑談で紹介してもらった本。

大学生や新社会人くらいの若者に対して
元マッキンゼーの人が書いた
社会で生きていくための「武器」としての知識・考え方を教える本です。

もし自分の子どもが大学生くらいだったら
絶対に読ませておきたい本でした。

社会経験のない若者ほど近視眼的になりがちですが
年長者が長期視点・俯瞰視点からの見方を
教えてくれます。

「今の」時代について語ったもので
2011年出版のため徐々に内容が時代に合わなくなってしまうものですが
2014年時点ではまだまだ当てはまることばかりです。

以下、内容をいくつか引用

勉強ができてもコモディティ化する。

奴隷ビジネスは現代でも形を変えて存在する。

よく言われる「英語・IT・会計」は奴隷の学問。

投資家としての目線が必要。

イノベーションは技術革新と訳されることが多いが
ニュアンスとしては新結合。
既存のものの組み合わせで価値を出す。

社会人未経験で起業するなら
企業希望業種の会社に入りノウハウを吸収した上で
ライバル会社を起業して潰してしまえ。

大学で学ぶべきものはすぐ使えそうな実学ではなく教養。

これから生き残れないタイプ
・モノを右から左に流して利益を得るトレーダー
・ひとつのことに特化したエキスパート

これからも生き残れるタイプ
・マーケター
・イノベーター
・リーダー
・インベスター

学校では資本主義の本音部分は教えてもらえない。

2年前の経済新聞・経済誌を読んで現状を確認してみる。

強烈な部分もありますが
ほぼ納得できる内容でした。

特に人材のコモディティ化に関しては
意識したいところ。

若いうちは特に「努力」というものが礼賛され
何かを頑張って身に付けることは
疑うこと無く「良いこと」とされがちです。

しかし実際には市場価値は需給バランスに大きく左右されます。
すごく苦労して身につけたスキルだったとしても
同様のスキルを持つ人が市場に溢れていたら安く使われるだけです。

そういうことを教えてもらうこと無く努力を続けて
いざ社会に出てみると、思っていたのとは違うという
真面目な若者も多いのではないでしょうか。

努力をすることは非常に大切ですが
その努力をした結果どうなるのかということは
色んな人に相談したりで多角的にチェックをする必要がありますね。

これ、若者のスキルだけの話ではなく
事業の内容だったりも全く同じ話だ。

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