マーケティング, ビジネス.

店舗でもできることはまだまだあります。

インターネットでは日々新しいサービスが生まれていますが
それらはビジネスとして成長するために
急激な利用者増を求められることが多々あります。

そのための施策をグロースハックと言ったりしますが
利用登録しやすい画面周りを作りこんだり
メールによる利用促進、知人紹介などの仕組みを提供したりがあります。

ネットではそれぞれの施策に対して実際どうだったのかのデータが取りやすいため
仮設を立ててテスト的に実行し、データ検証をして
それを組み込む(もしくは辞める)ということを繰り返します。

最近できたサービスなどは特に
最初からグロースハックを仕組みとして取り入れているので
ウェブ周りでは定番になっていますが、それを店舗でやっているところがありました。

初めて行くお店で服を買った時のことです。

購入後、メンバーズカードを無料で作れると言われたので
また買うかもしれないと作ってみました。

すると、登録特典として300円分のポイントが付くので
次回から使えますと。
ふむふむ。まぁよくあるパターンです。

また、メルマガに登録するとさらに500円分もらえますとのこと。
こういうのは勉強としてできるだけ積極的に登録するようにしているので
帰ってからそれも登録してみました。

500円分のポイントが付くのかと思っていたのですが
次回500円引きになるクーポンのようです。
しかも、翌月末までの有効期限付き。

えー、これだとまたすぐ買い物しなきゃ。
と思ってしまいます。

そしてしばらくすると、
友人紹介キャンペーンのお知らせです。

FacebookやTwitterなどとボタンひとつで連携できるようにしてあり、
そこから誰かが登録(か購入?)すると双方に2000円分のポイントがもらえるとか。
クチコミで広げる仕組みですね。ウェブっぽい。

うーん、よく出来てます。
目新しいものはありませんが
ちゃんとやれることをやっているという感じ。

以前飲食店を経営されている方から相談をされた時に
新メニュー開発など目新しいことをする前に
ベースとなるマーケティングの仕組みを作ることが先ではないですかと言ったことがあります。

そのお店ではポイントカードを導入していましたが
スタンプを貯めるとオマケがもらえるというだけのものでした。
なぜそれを導入したのか聞くと、他もやってるからなんとなくとのこと。

ポイントカードを使ってお客様の来店・購入頻度を計測したり
紹介をしてもらうような仕組みを入れたり
メール等に情報を送信したりともっとできることはありそうです。

こういうのもちゃんと仕組みを作るのは大変なんですけどね。
前述の洋服屋さんも仕組み作りにちゃんとお金をかけていそうでしたが
大手資本のショップだったので全国の店舗で共通して使うならペイするでしょう。

店舗向けの顧客管理システムなんてのもウェブ向きなので
大金をかけて専用システムを作らなくても、いっぱいサービスがありそうです。
お店を経営されている方は良さそうなのを探してみたらいいですね。

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