勉強会, 子供.

読書勉強会ハヤブクで若者のコミュニケーション能力の話になりました。

大学の就職関係のお仕事をされている方がいたのですが
企業が学生に求める能力は
ダントツでコミュニケーション能力とのことでした。

ということは、
企業側は学生のコミュニケーション能力が
不足していると感じているのでしょう。

そこから話は広がり、下記の2つが論点となりました。

・コミュニケーション能力って何?
・なぜコミュニケーション能力が無くなってきているのか?

コミュニケーション能力とは?に対して
僕が認識しているのが内田樹さんが言われていた(と思う)
「他者との人間関係を構築する能力」です。

若者でも友達内では仲良く話をして
人間関係を作ることはできます。

ただ、友達が学校の友達ばかりだと
年齢も育ってきた環境も似たような人ばかりになります。

自分とは異質の人間との
関係構築経験がないことが問題ではないかと。

それは何故かと考えた時に、
昔ほど地域や親戚などの付き合いがなくなってきたからではないでしょうか。

知らないおじさん・おばさん・お兄さん・おじいさんなどと接して
面識がない状態で会話をし、どんな人なのかを見極め、
相手に合わせた接し方をするという機会が失われた結果ではないかと。

社会の方も防犯意識の高まりもあり
大人が見知らぬ子どもに話しかけただけで
警察の防犯情報で配信されたりもする世の中です。

子どもが育っていく中で
自然と大人(異質な人間)との接し方を学んでいくという環境は
既に失われているのでしょう。

となると、大人になってから
コミュニケーション能力をきちんと持った人間になってもらうためには
子どもが異質の人間と接する環境を意識的に作る必要があります。

学習塾ではなく世の中を学べるような寺子屋的なものに入れてみたり
家族ぐるみで地域活動に積極的に参加したりでしょうか。
とにかく、同世代間の狭い世界に閉じ込めないようにすることが重要かと。

子どもが育つ環境は大人が作ってあげるしかありません。
特に小さいうちは。
色んな人が集まるカオス的な環境を作って放り込んであげたいですね。

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