読書.

先週に続いてこの本から。

先週書いた記事から
人の幸福度がセンサーにより計測できる eshima.info
「幸せになると動きが増える」という結論が出ました。

書籍内では、さらにそれを活用して
生産性を高める実験を行います。

実験の場は電話をかけて商品やサービスを売るタイプの
コールセンターです。
細かなデータが元々蓄積されていて外部要因が少ないので実験に最適の場です。

コールセンターなので仕事の時は動きは制限されていますが
注目したのが休憩時間の動き。

売上と相関があったのは休憩時間での会話の活発度でした。
活発度は名札型センサーの加速度センサーで計測できます。

そして休憩時間に会話が活発であれば
売上がアップするという仮説が立てられました。

休憩時間の会話を活発にさせるためにやったのが
休憩のシフトを同世代が同時に休憩に入るように調整。
その結果、休憩中の活発度は10%以上向上しました。

そして驚くべきことに、それと相関して
受注率は13%以上向上しました。
再現性があったのです。

さらには、電話を受け付けるタイプの別のコールセンターで行った実験でも
同様の施策により20%も生産性が向上し
12億円ものコスト削減ができ、現場レベルでも成果が出ているとのこと。

職場の雰囲気が楽しいと、組織にとっても実利があるんですね。
従業員にとっても当然プラスになりますし
人生が豊かになることは間違いありません。

仕事をもっと面白くすることで
みんながハッピーな世の中になります。
そういう時代になってきますね。

広島ブログ

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