読書.

先週は風邪ひいてました。

熱が出て座ってるのも辛かったので
横になって本を読んでました。

それで読んだ本のひとつ。

社会関係資本とも訳されるソーシャル・キャピタルについての入門書です。

わかりやすく解説した本というよりは
ソーシャル・キャピタルに対する数ある主張や
立ち位置などを客観的に説明をしてくれている本です。

知りたかったことのひとつとして、
ソーシャル・キャピタルというのは社会(とか地域)に属するのか
個人に属するものなのかということでした。

それは、どっちも主張する人たちがいて
言葉の定義として統一されたものがないので
現在はどちらも含めてをソーシャル・キャピタルと言うそうです。

ソーシャル・キャピタルの元になる人のつながりには色んな種類があり
地域、級友、母校、趣味、子供つながり、趣味、ボランティアなどなど。

1人の人間が上記の複数のコミュニティに属していつつ
別コミュニティの人間関係は相互に接点を持たない。

確かに、趣味の友人と高校時代の友人に一緒に声かけて遊ぼうとはならないですね。
そういう意味では各コミュニティへのつながりは全く別モノ。

ソーシャル・キャピタルが高い地域では
歳をとってからの健康状態に優位な差が出たとか。

ひとのつながりが充分にあると感じている安心感があれば
病気にもなりにくいということですね。

これも納得。
困っても助けてもらえるだろうという感覚を持てるというのは
幸せですね。

読み終わっての感想としては
やはりこれからはソーシャル・キャピタルの時代だなと思います。

国という大きなものに個人がぶら下がることで
安全・安心を得れる状況ではなくなって来ていますよね。

変化が速く先の読みづらい時代では
損得を超えた人間関係というのが
何よりも重要かと。

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