ビジネス.

広島ウェブ開発者勉強会にて。

最新技術の情報交換をしつつ
実際に動かしてみるという勉強会ですが
前回はゲストとして大学生の知人が来てくれました。

東京のベンチャーキャピタルで調査の仕事をしていて
その一環として広島のIT技術者の状況を知りたいとのこと。
東京との比較などで意見交換ができて面白かったです。

また、地方のIT系企業の自社サービスに対する
状況や意欲についても質問されました。
ここはベンチャーキャピタルには重要ポイントですよね。

ただ、残念ながら投資対象になるような案件は
その場にいるメンバーは聞いたことがありませんでした。

彼の調査の上でも地方では成功例が少ないらしく
その理由についても話題になりました。

僕が思うに、そもそも地方では投資を受ける機会が少ないため
投資ありきの案件は立ち上がりにくいです。

投資ありきというのは、例えば最初の頃のYoutubeのように
日々の運用コストは莫大にかかりつつも
直接的に収益を生む仕組みはまだ持っていないサービスとかです。

とにかくお金が必要。
でもサービスからはお金が発生しない。
でも利用者は爆発的に増えていて、将来的には大きくなりそう。といったもの。

こういうのをしたかったら
そもそも地方ではやらず東京やシリコンバレーに行きますよね。

逆に、地方で伸びているサービスというのは
キャッシュフローが安定しているサービスだと思います。
実際、例であげてもらった地方での成功例もそうでした。

サービスの利用者から直接お金を受け取る仕組みになっていて
サービスの拡大が直接キャッシュインの増加につながるため
ビジネスを社内リソースを使って成長させていくことができます。

もちろん技術者の確保などは問題になるでしょうが
逆に流出の可能性も少なくなるため
人材獲得型ではなく育成型を目指すのならばメリットもあります。

ということで、地方で成長する自社サービス型のIT企業は
キャッシュフローの安定した
じっくり成長型のモデルに限られるのかもしれません。

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