真面目に考える.

お店や会社のサイトがあって当たり前の時代になってきましたが
店舗型の事業を長くされてきた方にありがちなのが
情報を詰め込みすぎるということです。

来店してくれるお客さんは一度お店に来てくれさえすれば
店の中のものを見て回ってくれますし
直接話をしてコミュニケーションを取る事ができます。

それゆえウェブサイトの設計もその感覚でされるのだと思います。

ウェブの特徴として誰でも簡単に見に来てくれる事があります。
そのことからネットが普及し始めた頃は
ビジネス利用にもかなりの期待がありました。

しかし、その特徴は見方を変えるとデメリットでもあることはあまり注目されていません。
それは「簡単に見に来る反面、簡単に出て行ってしまう」ことです。

サイトを作れば日本中からアクセスして見に来てもらえますが
他の店も同じことで一瞬で他の店を見に行く事ができるわけです。
パッと見てダメだと思ったら選択肢が他にあるだけに無理して滞在はしません。

その特徴を踏まえた上で
お客さんにどのような形で情報を提供できるかを
設計する事が大事なのではないかと思っています。

お客さんの行動を完全に予測できる人などいませんから
仮説を立てて検証をしてを地道に繰り返して
少しずつ良いものに改良していくことが一番の近道なのかもしれません。

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