検索エンジンがソーシャルの情報を利用していることを公表し始めました。
TwitterやFacebookで共有されたリンクが検索順位に直接影響する――グーグルとBingが明言 | Web担当者Forum
今まではブログなどを含めるウェブサイトのリンク関係を重視して検索の表示順を決めていました。商売でウェブサイトを運営している人はなんとしてでもアクセスが欲しい。そこで、その中で検索エンジンの仕組みを逆手に取り、無理矢理リンクを作り出すなどのスパム行為をする業者が後をたたず、普通に使う人たちが必要な情報にたどり着きにくくなるという問題が起こっていました。
それを解決するものとして注目されていたのがTwitterやFacebookなどのソーシャル上での活動です。具体的には、このウェブサイト(ウェブページ)は面白いよ、などという活動です。それが今までと違うのは、それを誰が言ったことなのかということが明確になっているということ。
もちろんTwitterやFacebookでもスパム業者が登録することは簡単にできます。ただ、その中で他のユーザーとちゃんとした人間関係を作るのは難しいでしょう。特にFacebookは実際に知っている人のみを友達として登録することを推奨しており、それが徹底されればスパム業者が登録したアカウントが友達を増やすことは非常に難しく、たとえスパム業者のアカウント同士でつながってもつながりはすぐにわかるので、それらの価値を一気に認めなくすることも簡単にできてしまいます。
逆に言えば、ソーシャル上でスパム行為を自分が行わないことはもちろんとしてそのようなアカウントとつながることもなく、適切な情報発信をする人の価値は増えて行きます。私の考えではこれはウェブ上だけにとどまらず、リアルにも影響を増してくるものではないかと。悪いことや不誠実なことをして逃げてしまうということができなくなり、逆に良いことや誠実な行いを続けている人の信頼度というものが周りにも見えてくるようになります。
ウェブの力で、正直者にとって過ごしやすい世の中になればいいですね。
このブログeshima.info(えしまドットインフォ)は
ビジネスやマーケティング、IT活用の記事を書いています。
ブログ購読はこちらのページをご覧ください。