ビジネス.

昨日のエントリで、
若者を現代社会に適応させるには寺小屋スタイルはどうかということを書きました。
これは就労の受け皿に対して若者を合わせるというアプローチですね。

今日はその逆のパターン。
現代の若者にマッチした働き方というのは
どんなものだろうかということを考えます。

就職のミスマッチの原因のひとつとして、
長く日本で構築されてきた働き方の文化が
若者には受け入れられないということがあると思います。

40年近く毎日仕事中心の生活で
自由になるのは60歳を過ぎてからというスタイル。
それが現在自由を謳歌している学生からは考えられない生き方かと。

若者の働く意欲が低下しているというのは正確ではなく
現状の就労スタイルに対して否定的なだけではないかと。
働くことそのものに意欲がないわけではないと思います。

解決策としては、若者が個人または仲間内でのグループを作り
自分たちがやりがいを持って働くことのできる環境で事業を行いながら
成果を出し生活の糧とする、ということです。

言ってみれば「起業」ということになり
ハードル高すぎるだろ!と思われるかもしれませんが
「起業」に対する捉え方の違いだと思います。

今後の社会では起業というのは「上場して大企業に」という成功物語ではなく
働き方のひとつとして世の中に浸透していくと考えています。

インターネットの普及を土台として
組織でないと仕事が生み出せない時代は終わり
個人や小規模集団でも仕事を創れる世の中になってきています。

「ヤマダさんちのタロウ君、マツダに就職するらしいわよ」
というくらいの感じで
「タナカさんちのマコト君、ベトナムからの雑貨輸入をはじめるらしいわよ」
というような会話が日常になるかと。

それでもまだハードルが高いのは事実です。
起業について教育を受けるという機会はかなり少ないと思いますので。

それでも時代はそちらに流れていると思いますし
ハードルが高い現状でも乗り越える人は増えてくるので市場が生まれ
若者の起業支援ビジネスというのが就職支援ビジネスと同じように普及してくるかと。

それが成熟してきたら若者に限らずですが
起業が日常になるんでしょうね。

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