誕生日にいただいた本から。
テレビにもよく出ている齋藤孝さんの本です。
その中の一節。
大学教授である著者は学生にニーチェやドストエフスキーを読むことを薦めているそうです。
面白かったのはその理由。
内容が役に立つということはもちろんですが、
共通テキストとしてコミュニティ内みんなが読んでいることが大事だというのです。
みんなが読んでいるという状況であれば、
日常生活の中でその中身を引用して「使う」ことができるようになります。
聞く方もわかっている内容なので共感し、価値観を共有できる。
こうした高度な活用が繰り返されて文化水準があがるというのです。
これは今までに考えたことがありませんでした。
しかし言われてみると、読書勉強会でお付き合いしている方は
「これは読んでいるはず」という定番の本に関して
内容を引用して話をしたりします。
その時は話がスムーズに進みますし、理解も早く感覚を共有できています。
この環境を意図的に作り出すというのは非常に面白い。
単に本を読んで内容を理解するというものとは
数段上のレベルで本の内容を活用できるようになります。
ぱっと思いつくのはビジネス書の定番、「7つの習慣」だったり
読んでいる人は少ないですが日本でも昔から読まれてきて愛好者も多い「論語」、
ちょっと趣旨が違うかもしれませんが現在読み進めていて非常に影響を受けている「竜馬がゆく」などで
これを実施したら楽しそうだなと思います。
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