読書.

この本から。

想定する製品が市場に必要とされているかを
細かく検証しながら進めていくことを推奨しています。
その際たる例が紹介してありました。

顧客の好みや状況に合わせたレシピ提供サービスを考えたスタートアップがあります。

情報の流れや提供方法などのアルゴリズムを考えて
プロトタイプのシステムを作ることから始めてしまいそうですが
それが違いました。

一人の顧客をモニターとして選び、
そのたった一人の顧客に張り付いてレシピ提供のために必要なものを
人力で対応していくという方法でした。

短期的にみたらものすごく非効率です。
1顧客のために何人もの人が労力をかけてサービス提供するわけなので。
これには驚きました。

しかし、実際に顧客と接しながら必要な物を提供し
その中で効率化できそうなものから順次していくという手法は
長期的に見ると無駄なものを作らなくて済むという大きなメリットがあります。

この話を聞いた後では「頭の中で想定したサービス」を作ってみるというのが
効率的なものではなく、逆に大事なところを手抜きしているやり方なのかと感じます。

本当に顧客視点で製品を開発するには
これくらい顧客によりそう必要があるなと思い知らされました。

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