少し前になりますが、起業を目指す若者が
ネットの色んなところで叩かれていました。
起業を志しているという言動に対して
行動がマッチしていないというのがだいたいの意見かなと思いましたが
そこで感じたのが、起業に対するハードルです。
起業というと、どんなビジネスをするのかも含めて
自分で考えてスタートするイメージがあります。
ただ、ある程度社会人経験があるならまだしも
若くして起業を志す場合にはどんなビジネスモデルでチャレンジするかを
考えるのもかなり難しいでしょう。
中にはちゃんとしたものを作れる人もいるとは思いますが
全体で見ると相当に少ない割合であり、
ほとんどといって良いパターンが失敗するか、そもそも起業にまで至らないでしょう。
そこで思い出すのが以前にも紹介した華僑の商売のやり方における
「ひとりでビジネスをしない」というもの。
能力的に重複が可能であっても、
「お金を出す人、考える人、実行する人」の3つは分業するようです。
これを若者の起業に当てはめると、
若者が実施するのは当然「実行する人」です。
資金のある人がお金を出し、
ビジネスモデルを考えることのできる経験やスキルのある人が仕組みを考え、
若者が実行するという分担です。
これなら大枠としてはそう間違いのない仕組みに沿った上で
ひたすらチャレンジできます。
資金を出す人も別の人なので、失敗してもすぐに再チャレンジでき
経験値を急速にためていくことができるので
優秀な起業家が育ち、その人がお金を出す人、考える人になっていくという循環。
華僑の人たちが世界中で商売ができているのも納得する
非常に合理的な仕組みだと思います。
このブログeshima.info(えしまドットインフォ)は
ビジネスやマーケティング、IT活用の記事を書いています。
ブログ購読はこちらのページをご覧ください。