最近、ChatGPTの音声モードを使って、会話しながら考えをまとめたり、知識を増やしたりすることがとても便利だと感じています。しかし、その中でタスクの登録やメモの記録などをお願いしても、「それはできません」と返されてしまうことが多いのが現状です。ChatGPTはOSの一部ではなく、単独のアプリとして動作しているため、システム全体と連携して操作することはできないのです。
現状の音声AIの限界
現在の音声AI(ChatGPTを含む)は、基本的に「会話をすること」に特化しており、スマートフォンやPCのアプリと直接連携することはできません。たとえば、話しながら「この内容をリマインダーに登録して」と頼んでも、それを実行することはできません。GoogleアシスタントやSiriなどの音声アシスタントもありますが、AIの自由な会話能力とシステム操作の両立はまだ実現できていません。
これからの進化に期待
ただし、今後この状況は大きく変わるかもしれません。OpenAIが開発中のウェアラブル端末が話題になっていますが、もしAI専用のOSが登場し、各種サービスとシームレスに連携できるようになれば、ChatGPTのようなAIが音声でアプリを操作し、タスク登録やスケジュール管理を簡単にこなせるようになる可能性があります。
また、AppleもAIをOSレベルで統合する動きを進めており、近い将来、日本語対応も発表される予定です。これにより、iPhoneやMacのアプリをAIが直接操作できるようになり、たとえば「明日の午前中にこのタスクを追加して」と話すだけで、カレンダーやリマインダーに登録されるようになるかもしれません。
AIがOSと統合されたら
もしAIがOSレベルで統合されれば、私たちの生活は大きく変わるでしょう。例えば、
- タスク管理の自動化:話しながら自然にタスクを登録・編集できる
- スケジュール管理の強化:会話の中でスケジュールを組み立て、リマインダーを設定
- アプリ間のスムーズな連携:メール、メッセージ、ドキュメント作成などをAIが代行
こうした進化が実現すれば、AIとの会話が単なる「知識を得る手段」から、「実生活のサポートツール」へと進化することになります。
これからのAIの進化に期待
ChatGPTの音声モードを使いながら、こうした未来の可能性を考えるとワクワクします。今はまだ「会話のみ」ですが、AIがOSに深く統合されることで、これまでできなかったことが当たり前のようにこなせる日が来るかもしれません。
AIがもっと身近になり、便利なアシスタントとして私たちの生活を支えてくれる日が楽しみです。
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