真面目に考える.

先日テレビを見ていたら、
伝統のある西陣織の職人の方が
経営難から仕事を辞めてしまうという状況を放送していました。

中小事業者の生活が大変なんだという趣旨の番組でしたが
それよりも歴史ある個性的なものが生き残る手段がなかったのかと
そちらの方が気になってしまいました。

西陣織に関しては全く知識はありませんが、
もしその分野では品質の高いものを作っていた場合
需要に対して製品を届ける事ができなかったことも
経営難のひとつの原因だと思います。

確かに一般的には和服を着る人は減っているでしょうし
西陣織の需要は少なくなっていると思いますが
日本全国を見ればまだまだコアなファンはいるのではないでしょうか。

一昔前だとそんな人たちにアプローチする方法はありませんでしたが
今はネットにより一部の人だけが好むようなものでも情報を伝達する手段があります。
このケースはそんな好例ではないかと思いました。

もちろんご本人はそんな努力は既にやりつくした後かもしれませんが
色んな方法でチャレンジする余地はまだまだある気がします。

もしもご近所でネットに対して意欲的であったなら
一緒に何かやって伝統を守ることもできたかもしれないと思ったり。

相性は色々とありますが、
ネットは本当に良いものを欲しがっている人に
情報や商品を届けることができる非常にすぐれたツールです。

これを活用して良いものが生き残る世の中であってほしいものです。

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2 Responses to “良いものが生き残る手段”

  1. matsuu

    確かに言われている通り、ネットではニッチなモノ程売れる傾向にありますが、
    ニッチを追い求め、検索でその販売サイトまでたどり着ける人がどれだけいるか。

    問題はやはり、検索力。

    googleは辞書過ぎる。
    yahooは煩雑すぎる。

    いずれにせよ、情報を上手く探し当てるスキルが必要。

    そこの壁を取り払える”何か”ができれば、
    より多くの人の目に触れ、伝統を守れたのかもしれないですね。

    常々思うことですが
    ネットはツールではなく、タウンページに似たようなものだと。^^;

  2. 江島

    >matsuuさん
    確かにネットに慣れていない人ほど
    検索が苦手ですよね。
    色んなアクセスログで検索キーワードを見ても
    難しい検索をしている方が多いです。
    検索すら必要のない「何か」ですか。
    それは興味深い問題ですね。