マーケティング.

こんなニュースが出てました。

ギョーザ日本一:宇都宮市が3年ぶりに返り咲き – 毎日新聞

餃子といえば宇都宮市のイメージがありますね。
そういえば数年前に1位を抜かれたとニュースになってましたが
返り咲いたんですね。

このニュースを見てふと思ったのが
「餃子の消費量はどうやって測っているの?」
ということ。

スーパーでの餃子や餃子の皮、
中華料理屋での餃子販売量などを全部足しているのでしょうか?
ということで調べてみました。

調査はスーパー等での生もしくは焼餃子等の購入金額のみで、チルド餃子等の消費量は含まれない。また専門店などで食べられ、外食費として処理される分も含まれない。

引用元:餃子 – Wikipedia

外食費は含まれないんですね。
冷凍も除外。
餃子の皮を買って自宅でも作ったのも除外。

ちなみにお土産で売っているような
地元の人でない人が買うものも除外だそうです。

正確な消費量というのは測りようが無いため
どうしても統計を取るための都合上
色んな線引きができてしまいますね。

1位を奪還した宇都宮市ですが
餃子祭りなどのイベントもやって
観光客誘致にもつなげていますね。

餃子というイメージを最大限に活かすように
街ぐるみで頑張っているようです。

1位を取り戻すために
地元出身のアイドルをキャンペーンガールにするなど
返り咲きにはかなり努力をされたようで、その結果が実を結んだのでしょう。

このケースのように統計情報の線引きがはっきりしている場合
そこに集中してアプローチをすることで
成果も集中されることはできます。

「餃子消費量日本一」という統計結果は
長くブランディングを続けてきたことにより市場価値を持っているので
取り戻すことに必死になることはわかります。

「餃子の消費量」戦場はすでにレッドオーシャンとなっていますが
その他にも統計の項目は多数ありますよね。

地元の街おこしなどを考える時には
統計調査をチェックしてみて、もう少し努力すれば
日本一が取れそうなものを探してそこを戦場に設定するのも良いかもしれません。

上記の餃子の例のように、計測上の偏りがあれば幅が狭いので
投資コストは少なくて済みますし
細かい条件などは広くは伝わりません。

とにかく「日本一」という数字上の結果を出すことができれば
話題性も生まれるので市場価値が出てきます。
まず日本一を狙うところから戦略を立てることは大切ですね。

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