この本から。
華僑のビジネススタイルとして
人のつながりをかなり重要視しているようです。
日本を始め、どこでもそうですが
習慣レベルにまでなっていることがすごい。
買い物でも人脈を作る
服でも車でも知り合いのお店で買うことを重視しているとのこと。
欲しいモノを販売している知人がいなければ探します。
それを意図的に行うことにより
単にモノとお金を交換しているだけでなく
人のつながりも生まれ、維持され、強化されていきます。
財布の考え方
華僑には割り勘という習慣はなく、誰かが奢るのですが
誰もが相手におごりたがるとのこと。
貸し借りができることで、
人間関係のつながりが強化されるとの考え方からです。
また、奢ることはお金が無くなるのではなく
「相手の財布に蓄財する」という考えとのこと。
これには驚きました。
それなら奢ることは気にせずどんどんできそうです。
ペットの飼い方
華僑はほぼ100%ペットを飼っているそうです。
動物好きということではなく、
カワイイでしょ、ということで
人とのコミュニケーションにつながるからとのこと。
ただ、著者曰く本当に可愛がっている人はいない、ということで
本当だとしたら合理主義っぷりがすごいです。
お金が回る「天下」の考え方
「お金は天下の回りもの」という考え方があります。
日本人が考える「天下」は「世の中」や「世間」など
体感できないほど広いイメージだと思います。
一方、華僑の考える「天下」は
ボスを中心に結びついた大事な仲間を指すとのこと。
これは日本ニュアンスの「天下」よりも
仲間内でどんどんお金を回して流通することが
イメージできます。
異国の地に訪れて地盤を築くには
こういうコミュニティを作っていくことで
戦う必要があったんでしょうね。
日本もこれから厳しい時代に向かっていきますが
会社などの明示的なものではない
別軸のつながりが必要だとずっと考えていました。
それはこの華僑の言う「天下」のような
つながりを持った仲間なのかもしれません。
人のとのつながり方として
非常に勉強になりました。
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