先週のこんなニュースから。
タクシー的な送迎サービスを世界中で展開しているUberが
日本で出前代行サービスを始めるんだとか。
海外では便利に使うUberですが
日本では法規制に引っかかるということで難航していたようです。
しかし、出前代行は規制対象外とのことで、おおっぴらにできるんですね。
コンセプトはUberと同じで、
空いている時間と車(出前はバイク、自転車)を活用して
お金を稼ごうというものです。
そしれこれは利用者側にもメリットは大きそう。
今まで出前というと、ピザ・寿司・お好み焼きなど決まった飲食店になっていました。
出前の人を準備し、システムを構築するのは大変なので
本気で取り組む必要のあるお店しか無理だったでしょう。
それが、専用の容器やメニュー・レシピ開発は必要ですが
それは飲食店にとっては専門分野内のことでしょうし、
そこさえクリアすれば後はシステムに乗っかるだけで宅配してくれるわけです。
そのうち、Uber出前ありきの新業態がどんどん出てきそう。
思ったのが、高齢化した団地などには相性が良いのではと。
実家の団地がまさにそうなのですが
飲食店の選択肢がすごく少ないのです。
出前を取るにもいつも同じになり飽きてしまう。
それが、例えば料理好きな人が自宅で宅配専用のお店を開店し、
団地内にいる時間のある人(たくさんいる)が団地内に運ぶとなれば
注文システムも含め、かなり参入障壁が低く実現できそうです。
ITを活用した細かなマッチングシステムが整備されるほどに
昔ながらの助け合いのようなコミュニケーションが
市場経済の中で合理的に行えるようになるのかもしれません。
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