読書.

鈴木敏文の「統計心理学」という本を読みました。

2002年に出た本です。
タイトルを見ると学術的な本のように見えますが
セブンイレブンジャパン会長の鈴木敏文さんの理念が詰まっています。

セブンイレブンジャパンは1店舗あたりの平均日販が66万円で
他の大手コンビニ平均よりも19万円も高い。

一見してコンビニはどこも同じようなもので
マネをしようと思えばいくらでもできる気がします。

事実セブンイレブンには他社の偵察が頻繁に来て参考にされているそうですが
それでも売上がダントツであることにはかわりがない。

ではセブンイレブンはどこが他社と違うのか?
それは鈴木会長の徹底した顧客視点の経営にあります。

セブンイレブンといえば超大手の小売チェーン店ですが
ここまで大きくなっても顧客視点を崩さずに経営を続けるために
徹底した社員教育とデータ分析を行います。

秀逸なのがセブンイレブンでは決して他社の偵察をしないこと。
過去のデータに頼らないこと。

大切なのは「今」お客さんが何を求めているかであって
「これまで」どうやって上手くいっていたかは関係ないということです。

それらを実現させるために行っている数々の手法が書かれています。
この経営手法は小売業に関わらずすべてのビジネスに通じるもので
商売の考え方の基本を教えてくれます。

私の本棚でも「アマゾンマーケットプレイス行き」ではなく「保存用」に。
定期的に読み返そうと思った本でした。

先日NHKでローソンの社長の特集を見ました。
MBAもとった優秀なビジネスマンでしたが
社員の心をまとめるのに苦戦しているという様子。

それに対してセブンイレブンではそんなレベルではなく
社員が一丸となっているのはもちろんとして
もっと先を見ている印象を受けました。

しばらくセブンイレブンがトップを走るのは変わりそうにありません。

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2 Responses to “セブンイレブンジャパンの強さの秘密”

  1. サンバ

    ど~も~!サンバです!!
    見つけちゃいましたよ☆
    いつの間にか社長だなんて。。。
    いろいろ大変でしょうけど、頑張ってくださいね~!
    ぼくも、キャプの減量に負けず、減量頑張ります♪

  2. えしま

    >サンバ
    見つかっちゃったか。
    9月に会社作ったんよ。
    サンバもサッカーから離れて太ったか?
    俺の減量は目標値が見えてきたよ。