日常.

税務署主催の年末調整説明会に行ってきました。
関係ない部分がほとんどなので行くまでもないのですが
半分趣味で、何がどんな仕組みになっているのか興味があり聞きに行きました。

先週五日市であったのですが直前に行ったため駐車場に入れず、
しょうがないので今週廿日市まで行ってきました。
去年の五日市の会場は寒かったのですが、廿日市は暖かかった。

肝心の中身ですが、変更があった内容としては下記のようなことでした。
・定率減税がなくなった
・税源移譲で税務署管轄の所得税が増え、市町村管轄の住民税が増えた
・地震保険料控除ができた

一番ややこしかったのが、所得税の割合が減ったため
住宅ローンの税額控除が所得税でまかないきれなくなった人は
市町村に毎年申告しないと還付されないという部分。

該当する人は注意した方が良いと思います。
私は関係なし。

説明会は3段階で行われました。
・国税局が作ったと思われるビデオを見る
・税務署の人が説明
・市役所の人がちょっとだけ説明

ビデオは全国共通だと思われますがさすがに良く出来ていました。
図や表の該当部分をCGで光らせたりしながら詳しく説明され、
非常にわかりやすかったのでこれは作った人すごいなと思いました。

逆に残念だったのが税務署の方の説明。

途中何度か客席から「聞こえにくい」と言われて大変そうでした。
後ろの方は聞き取りづらかった模様。
私は前のほうだったのでちゃんと聞こえていました。

しかし、それよりも内容がわかりにくい。

おそらく、よく質問がある点を重点的に説明していたのだと思いますが
見てもらうページはあっちこっち飛びまくりだし
ページのどこを読んでいるのかわからないし
今なぜそれを読んでいるのかわからない。

税務署の視点で注意して欲しい点を挙げていた感じで、
聞く側の立場でプレゼンがされていませんでした。

説明会で多くの方が理解できれば聞きに来た方は助かるし
税務署も問い合わせが減って業務が円滑に行えると思います。
せっかくの機会なので有効に活用してもらいたい。

また、自分自身人前で話す機会があるかもしれないので
その参考としても何が悪かったのかどうすればよかったかを考えてみました。

[わかりにくかったポイント]
・全体像を言わない
・それを読んでいる理由がわからない(ビデオで見たばっかりのことが多々)
・ページのどこを読んでいるかわからない(スクリーンは出ているのでモニタに出して欲しい)

役所的な事情で好き勝手できないのかもしれませんが
その辺はよくわからないので気にしないことを前提にして
こんな感じでやってもらえたらわかりやすかったかもという案。

[こうしたらもっとわかりやすかったかも?]

・最初に、提出する書類のリストを提示(結局みんなの目的は書類を出すこと)
・どの書類について話をするのかを明確にした上で詳細を話す
・なぜさっきビデオで見たのをまた話すのかを説明。
 (例:ここが去年と違うので注意。間違えやすいところなので注意。)
・ビデオは仕組みのお話だったので、それとは重複しない実務的な部分をもっと話す
 (例:○○ごろは問い合わせの方が殺到するので○○ごろだと比較的人が少ないため対応しやすい)

とはいえこれは担当の方が悪いばっかりではないと思います。
説明資料が大量に送られてきますが
色んな種類のものがバラバラになっています。

おそらく担当部署が違うので資料も書類も別になると思うのですが、
本当に書類を出す人のことを考えたらその目線で資料作りをすると思います。
1冊の資料に沿って書類を書いていったら完成するとか。

まぁ対象規模がものすごく大きいし、
一番大切なのはわかりやすいことではなく間違ったことを言わないことだと思うので
この辺はどうしようもないのかもしれません。

現場の権限がどこまであるのか全くわかりませんが
お互いのために少しでもわかりやすいプレゼンであることを願います。

参加した会社の番号は控えているので
税務署への問い合わせや記述ミスと照合して
説明会の効果があったかどうかはある程度図れると思うんですけどね。

数字で出たらプレゼンをする人もやりがいがでるのではないでしょうか。
仕事を楽しんでしてもらえたら良いものが生まれる気がします。

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