私は前職でSEをしていましたが
そのころは個々のパソコンの中にプログラムを入れる形式で
システムを導入していました。
その時に困っていたことのひとつが
お客さんのパソコンが壊れて買い換えた時です。
パソコンが壊れるというのはだいぶ古くなったものなわけで、
元々のパソコンに入っていたOSがもう販売されていないということもあります。
新しく買ったパソコンは必然的に新しいOSとなり、
場合によってはシステムを動かせないという事もありました。
とはいえ業務で使うのため「動きません」というわけにはいかず
開発費をかけて新しいOSに対応させるなどの作業が必要になります。
また、業務用のシステムはお客さんの要望を受けて
プログラムを変えることも多々あります。
複数のPCにシステムを導入していた場合
すべてのPCでプログラムを入れ替えなければいけないこともありました。
そのころ上司から聞いていたのが
都市圏ではシステム開発はブラウザで動くものに変わってきているということでした。
ウェブ系のシステムはインターネットにつながっていない場合でも
社内にサーバーといわれるPCを設置してそこにプログラムを入れることで
個々のPCからはブラウザを使ってシステムを扱います。
そうすることで個々のPCの種類に影響をあまり受けずシステムを運営することができ、
プログラムを変更する時などもサーバーのものを入れ替えれば全てが完了します。
また、個々のPCの性能は低くても大丈夫なことが多く、安価に導入が行えます。
ただ、当時ネックになっていたのが入力のしにくさでした。
ブラウザは操作性が悪く、たくさんのデータを入力するには適していませんでした。
それゆえブラウザで動かすシステムは
データの入力ではなく照会中心にする必要がありました。
しかし、ウェブの普及により急激に進化を遂げた近年では
大量のデータ入力に関してもブラウザでスムーズに行うことができるようになりました。
昔はひとつひとつの動作に画面の再読み込みが必要だったのに対して
現在は入力をしながら別のデータを読み出したりが簡単にできるようになっています。
業務用システムもすべてブラウザで操作するのが当たり前の時代になるのかもしれません。
使う方にもシステムを管理するほうにもすごく便利ですから。
唯一難点は作るのが大変なことですが。
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kado
暇だったんで、久しぶりに月間アスキーとか読んでたのですが、そこで、MSの元エンジニアが、「今だから語れるマイクロソフトの真実」という題名の対談をされていました。
文中、ウェブと出会った時の衝撃や、ウェブでOSすら内包してしまえという大胆な発想も語られていましたが、本当に、今後どうなっていくか、良い意味で想像がつきません。
一エンジニアとしては、なるべく波に乗り遅れないように常に準備だけはしときたいものです。
江島
>kadoさん
MSの元エンジニアがそんなことを語っていたんですか。
「元」だから言えるのか、そう思うから「元」なのか。
でもどちらにしてもそっちに流れる気がします。
ついていくのも大変ですよね。
エンジニアは波乗りです。