IT豆知識.

今年の7月2日にiPadが届いて以来、約2ヶ月間使っています。迷った挙句に購入したのですが今では生活に欠かせないものとなりました。使ってみた感想と現在の使い方をまとめてみます。

良い点

すぐ立ち上がる

パソコンだと立ち上がるまでに数分待ってからようやく使えるようになりますが、iPadだとすぐです。これはわざわざ机に座って「さぁ使うぞ」とするパソコンとは異なり、ちょっとメールを見たい、何かを調べたいなどという時にストレスなく使えるのでかなり快適です。

電源が長持ち

これは思った以上に快適でした。ノートPCでは使っているとどんどん電池がなくなるので、基本的には長く使うときは電源コードを挿して使う場面が多いと思います。iPadはちょくちょく使うくらいなら2,3日に一度充電すれば充分なので、持ち歩き機器としては重宝します。

外出する際にも充電をしっかりしておけば、外出先で電源が確保できなくてもかなり持つので気になりません。ノートPCは長時間使うときは電源の確保が必須なのでこの違いは大きいです。

ソフトウェアキーボード

データの入力が気になるところでしたが、慣れればそれほどストレスなく文字入力はできます。後述しますが、長いメールなど長文の入力にはさすがに難しく、私は別でキーボードを買いました。しかし、ちょっとした検索ワードや短い文章なら問題ないのでそのままソフトウェアキーボードで入力します。

ソファで座りながらや寝転んででも見れる

女性にはちょっと重いかもしれませんが、座ったり寝転んだりしながらでも使えるので、何かを「見る」という部分に特化すればパソコンよりも気軽に使えます。寝転んでみるときなどは縦横の表示向きが勝手に変わってしまい、iPhoneではソフトウェア的に切り替え作業をする必要があるのですがiPadでは表示方向のロックが物理的なスイッチとしてついているので簡単にロックができます。

ブラウジングだけではなく書籍も長時間読んでみたりもしましたが、結構読めます。iPad以外にも今後タブレットが多数発売されますが、電子書籍はすぐにスタンダードになると感じました。

残念な点

文字入力

前述しましたが、短い文章はソフトウェアキーボードでもできますが、長文はさすがに難しいです。画面中にキーボードが占める割合が大きくなってしまい見にくいですし、やはりキーを叩く間隔がないとブラインドタッチもスムーズには行えません。

ちなみに私はBluetoothの無線キーボード(ELECOM TK-FBP013)を買いました。買う前はこんな小さいので大丈夫かと不安でしたが、慣れれば大丈夫です。ちなみに机をすっきりさせるためにメイン機のデスクトップで使うキーボードもこれにしました。対応機器がたくさん選べるので、ボタンひとつでPC、iPad、iPhoneの文字入力に使っています。

対応アプリがまだ少ない

iPhoneと比べて、ですが対応するアプリがまだ少ないように感じます。iPhoneと比べてまだまだ普及していないので、開発する側としても市場が小さく開発インセンティブが働かないのが原因かと。どんどん本体が売れればもっと充実するんでしょうけど。

電子書籍が少ない

電子書籍リーダーとしてかなり期待しているのですが、まだ日本語の書籍はあまりありません。そのうち紙の本と同じものが電子書籍で買えるようになると思いますが、もうちょっと先になりそう。自炊と呼ばれる、紙の本をスキャナで読み込んでデータ化する手法も流行っていますが手間がかかるので手がつけれません。早く普通に販売してもらいたいです。

今の自分の使い方

上記のような「見る」という特性を踏まえて、生活の中でどのようにiPadを使っているかをまとめます。仕事柄ずっとパソコンの前にいるのですが、使い分けをするようになりました。

情報収集ルーティンの一部

これがiPadの使い方の中心となっていますが、ネット上で大量に仕入れる情報を読む端末として活躍しています。

具体的なアプリとしては、Read It Laterという「あとで読む機能」のあるアプリとFeedderRSSというサイトの更新情報を自動収集してくれるアプリです。

まずパソコンで、ソーシャルブックマークなどの人気記事の一覧を見たときに、タイトルや評価などから読んでみようと思う記事に対してその場で読まず、すべてRead It Laterというサービス(パソコンにも連動)に記憶させます。

他にもlivedoor Readerとも連動させ、購読している大量の情報サイトから記事を選別し、同じくRead It Laterに記憶します。これらの処理はパソコンでキーボードを使うことで効率よく素早く行うことができます。パソコンは見る情報を「選別する」ことに特化します。

貯めておいた記事はiPadのRead It Laterで見ることができます。登録してあるデータの先読みができるので読む際に表示するまで待つストレスが少なくなりますし、「読む」ということに特化する作業と認識できているためあれもこれもと情報収集に過度な時間を使ってしまうこともなくなります。

また、パソコンに向かっての作業は仕事中どうしても発生するものなので疲れてしまいますが、読む作業はソファに座ったり寝転んだりしてもできるので、身体にやさしいです。同じ姿勢ばかりだと疲れますし身体に悪いですから。

また、選別する必要のない、かならず目を通す情報に関してはFeedderRSSというアプリを使います。これはGoogle Readerと連動するので、必ず読むような人のブログや情報サイトなどはパソコンでGoole Readerに登録しておき、記事が更新されたものをiPadでどんどん読みます。これも読むだけの作業なので、隙間時間に楽な姿勢で見たりします。

iPadの活用時間のほとんどがこのルーティンです。元々ネット情報を見る時間がかなりあったので、それをそのままiPadで見るようにしています。これだけでも価値があるかと。

メールを見る

メールに関しても、見ることに関してはストレスなく見れます。私はGmailを使っていますが、英語設定にすればiPadに最適化された画面が出るので非常に使いやすいです。

唯一残念なのが、メールを送信する際に複数アカウントの中から送信者を選べないこと。私はたくさんのアカウントを使い分けているのでこれは不便です。パソコンと同じ画面を表示することもでき、iPadでは使いづらいですがこちらでは送信者を選択することもできます。

とりあえず急ぎではないメールはiPadでは返信しずらいので現状はパソコンで行っています。ここは早く解決してもらいたいです。

ひたすら文字を入力する

外部キーボードを使えば、文字入力自体はそれほどストレスなくできます。私は仕事で何かの計画を立てたり企画を考えたりするときに、パソコンに向かって文字を入力しながら考えるのですがそれをiPadでもやるようになりました。

すぐに立ち上がるのとバッテリーが長持ちするというのがこの使い方には合っています。電源のないカフェなどでこの作業をするときに、ノートパソコンでは難しかったのですがiPadだといくらでもできるので重宝しています。

複数で見る

例外的な使い方ですが、何人かで画面を見る時には便利です。旅行の情報を調べる時など、ノートパソコンでやったりもしますが簡単なブラウジングだけならiPadで充分。そして良い情報があった時など「見て見て」と他の人に見せる時には軽いのでiPadなら楽々です。また、見つけておいた情報を後で人に見せる時などでも、すぐに立ち上がるのでストレスありません。

体重グラフのチェック

こちらも例外的ですが、体重計に乗るだけで家族の誰かを判別して自動的にネット上に体重及び体脂肪情報を飛ばしてくれるという特殊な体重計を買いました。

これに対応したアプリがiPadにあるので、毎日何度も体重を測ってはグラフを見て増えた減ったと楽しんでいます。ダイエットやトレーニングのモチベーションになります。

Googleストリートビューで世界旅行

標準で付いている地図アプリとしてGoogle Mapがありますが、ストリートビューにも対応しています。世界各国対応している場所もかなり増えていて、観光地などはかなり見れます。地図で海外を探してストリートビューで見ると、空を飛んで移動した後その地に降り立ったようです。

パソコンでも同じことができますが、ソファに座ってのんびりできるのがiPadならでは。今まで行った旅行先、これから行きたいところなどに行き旅行の疑似体験をするのも楽しくく、時間を忘れて旅を続けてしまいます。

思ったより便利で楽しい

iPadが発売された当初は、実は購入しないつもりでいました。仕事柄パソコンを常に使っているような生活をしていますし、モバイル機器としてはiPhoneを持っているので必要ないなと。

周りで買っている人が多くて流されるままについ買ってしまったのですが、買ったからには活用しようと色々と模索して今のスタイルになりましたがなかなか快適です。

今後は映像や書籍などのコンテンツも充実してくるでしょうし、エンターテイメント機器としての実力をどんどん高めていくのではないかと期待しています。

どんどん使い方の幅が広がるものだとは思うので、また時間を置いてレビューを書いてみようと思います。

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