旅行.

ベトナムでもモバイルができた

しばらくベトナムを旅してきました。行くことが決まった時にまず調べたのが、観光名所でも美味しい食べ物でもなくネットが使えるかどうかです。仕事の連絡も必要だし、何かと便利ですので。

結論から言うと使えました。vinaphoneという携帯会社のプリペイドSIMカードを買って、H11HWという携帯(写真右の黒)とD25HWというポケットワイファイ(ネットにつながるWi-Fi電波を出すヤツ)を組み合わせてできました。両方イーモバイルの端末です。

携帯会社mobifoneというのを調べて行った

事前にベトナムのネット事情を調べて行ったのですが、mobifoneという携帯会社の情報が多かったのでそれを事前調査して、色々とやり方を調べておきました。

SIMカードという携帯会社との契約情報が入ったカードが日本のも含めて携帯には挿さっているのですが、月々の契約などが不要のプリペイド式のSIMカードがベトナムにはあるということで、日本から持ち込んだ機械にそのプリペイドSIMを挿して使うという方法です。

SIMカードは街中で売っているとの情報だったのですが、実際にホーチミン中心部を歩いていても携帯屋がみつかりません。日本のdocomoとかsoftbankみたいなショップがそこら中にあるのかと思っていたのですが全くなく。たぶんそこらの電気屋とかにもあるんですがどこにあるかわかりませんでした。

結局はホテルの無線LANでネットにつながっている時にiPhoneの地図検索でmobifoneのショップ位置を調べ、わざわざ行きました。ホテルから歩いて10分くらいの所にあったので助かりました。

携帯会社vinaphoneになったけど動いた

調べて行ったmobifoneのショップは思っていたのとは違い、そこら中にある個人営業の小さな小売店と同じ感じで携帯を売っているというものでした。

最初SIMカードをお願いしたらすぐ出してくれたのですが、mobifoneの3G回線を使えるカードが欲しいと言うと、mobifoneでは3Gがないと言われました。ネットで調べたのであるはずと思いますが真偽は不明。3Gならこれだと出されたのがvinaphoneという別の携帯会社のSIMカードでした。

vinaphoneの名前は事前調査の時に見かけていたものの、mobifoneのSIMカードがすぐ手に入る予定だったのでvinaphoneの使い方に関しては全然調査していませんでした。

メインはD25HWに挿して、iPhoneとiPadとノートパソコンで使う予定です。D25HWを出して、これで使えるか?と聞いてみるとお金を払う前なのにSIMカードを上記写真のように販売用の土台から切り離して試しにいれてくれました。しかし、No serviceの文字が出て使えません。その場でiPhoneから設定をいろいろと変えてみたのですがダメでした。

それではともう一台持っていたH11HWの方にSIMカードを挿してみると、見事に認識してvinaphoneの文字が!ただ、この端末ではWiFiは使えないのでパソコンに挿すしかありません。なんとかD25HWで使えるようにしたいので、とりあえずSIMカードは買った上でホテルに帰って情報を調べることにしました。

ちなみにプリペイドの価格は15万ドン、600円ちょっとでした。

ホテルに帰ってvinaphoneの情報を調べると下記のサイトが出てきました。

メモめもMemo – vinaphoneのプリペイドSIMの設定

movifoneに比べてvinaphoneの情報は少なかったのでこのサイトがなければわかりませんでした。感謝です。

H11HWは携帯電話なので電話をかけることもSMSを送ることもできます。書いてあるように900番に電話をして1をダイヤルすることでアクティベート(SIMカードを使用開始する設定)しました。

また、電話としてではなくデータ通信用に使うつもりだったのでそれをSMSで設定します。SMSで宛先888で内容を gprs on で送信です。gprsはデータ通信のこと。さらに料金プランの設定。SMSで宛先888で内容を u7 on。これで最初に一定量を払うことで、7日間はパケット代が安くなります。

残念だったのが、残高確認の方法が*100#をダイヤルと書いてあったのですがそれができませんでした。結局最後までこれはわからず。わかる方いれば教えてください。
(追記:*101#でできたという情報を教えていただきました)

また、上記の設定をH11HWで行った後にSIMカードをD25HWに挿し変えます。iPhoneからWi-Fi経由でD25HWの設定画面に入り、接続設定を
APN:m3-world
Username:mms
Password:mms
に変更。

すると、なんとD25HWでもvinaphoneの文字が出て使えるようになりました!これでどこでもインターネットが使えます。今回の旅ではホーチミンを離れ、バスで田舎の方にも行きましたが結構つながりました。周りに何も無いような場所では圏外になりましたが、小さな街でも電波は入ったので観光客が行くようなところは大抵大丈夫ではないかと。

また、使い放題プランではなかったのと残高確認の方法がわからなかったのであまり高頻度では使わずたまにメールを見たり、ウェブで調べ物をしたりという程度でしたが追加のカードを買うこともなく最後まで使えました。

モバイルが使えたらすごく便利

外国に行ってまでネットなんて、と思う方もいるかもしれませんがやはり便利なのは良いことです。日常と同じようにメールのやり取りができるのは安心です。

また、旅先では色んなお店の情報を探したり評判をチェックしたりもネットがあると便利です。今回の旅ではその場その場で行く先を決めて移動していたので、知らない街に夜着く時などは事前にネットからホテルの予約と支払いを済ませて行ったのでとても楽でした。

iPhoneの地図機能も便利です。ガイドブックにも地図がありますがiPhoneだとGPSが付いているので地図+自分の位置がわかるのが助かりました。知らないところはまず現在地がわからないので。

途中バスで田舎を移動中にiPhoneからスカイプで日本に電話もしましたが、少し音が遅れるもののちゃんと会話ができて感動しました。

今まで海外に行ったときもホテルの無線やネットカフェではネット接続していましたが、モバイルでつないだのは初めての経験。今回その便利さを知ってしまったので、今後はもう海外旅行には欠かせないものになりそうです。

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2 Responses to “ベトナムでモバイルインターネット”

  1. 必殺節約人

    今、ベトナムに来ています。わたくしもmobifoneを使う予定でベトナムに来たところ、vinafoneのSIMをかわされました。150000VNDでしたので、おなじものだと思います。Jailbreak済みのiPhoneでSIMロックを解除していったので、SIMをはさみで切り取りMicroSIMと同じ位の大きさにカットして、江島様と同じような方法で、iPhoneが使えるようになりました。iPhoneではAPN設定は不要でした。残高確認は使用してから、1週間くらいはずっと残高をみることができなかったのですが、それ以降、表示されるようになりました。

    • 江島

      JailbreakのiPhoneでも使えたんですね。直接使えると便利ですね。残高は1週間以後表示されるようになりましたか。情報どうもありがとうございました。