読書.

以前、目標設定に関する本を持ち寄った時に
目標の「達成」のための本は多いけど「設定」のための本はあんまりないねとなっていましたが
それを探し出しました。

博報堂の企業向けワークショップをビジネス化しているグループの著作なので
企業の目標やビジョンなどを設定してきた経験に基づいたものかと思います。

書籍の作りとしてはストーリー形式になっていて、
中学校の新人教師が生徒や街の商店街の人々と話をしながら目標を作り上げていくというもの。
もしドラの流れに乗った感じでしょうか。

目標設定に関しては、下記の5つを書き込む目標力マップというものを軸にしています。
・未来像
・目標
・象徴的な活動
・信念
・経験

これらの項目を埋めていくことで進むべき道が見えてくるというものですが、
単に穴埋めをすれば良いというものではなく
しっかりと考えていかねばなりません。

埋める順番は特に指定がないのですが
一番下の経験からスタートして、上に積み上げていくケースが多いようです。

書いていく途中で先に未来像が見えてから目標に落としこむパターンもあったり、
下から順番に積み上げていくパターンもあったり。

目標を設定するにあたり、自分の経験からスタートするというのは面白いです。
そこから信念につながり、行動につながりということで
実際にやってみると非常に良くできていることがわかりました。

私はプロジェクトごとで色んなことをしていますが
いくつかのプロジェクトに対してこの目標力マップを書いてみましたが
書くことで軸になるようなものが見えてきました。

この本は、「なんとなくこっち側が自分の進む道だな」というのをぼんやり持っている人が使えば
なぜそうなのか、その道に進めばどうなるのかなどということが明確になり
書籍のタイトル通り、「実行したくてたまらない目標」になるものですね。

作ってみて思うのが、経験を土台にして人生が決まるのだなということ。
土台がないとその上に大きなものを積み上げようとしても崩れてしまいます。
若いウチに経験を多く積むというのは大切ですね。

大きな経験を土台にして道を切り開いている人にとっては
過去と未来をつなぐ軸ができ、強力な武器となるのではないでしょうか。

広島ブログ

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