この本から。
デジタルネイティブと上の世代であるベビーブーム世代との比較。
ベビーブーム世代は非常に良くテレビを見ます。
テレビはチャンネルを変えるくらいで後はずっと受け身です。
家庭でも学校でも、親や先生の言うことを黙って聞くことを求められました。
一方デジタル製品は、ゲームにしてもネットにしても双方向のやり取りで
常に能動的に行動をすることが必要になってきます。
このパターンに完全に慣れています。
しかし学校教育はほとんどの場合、ベビーブーム世代と同じやり方を踏襲しています。
みんなが同じ教室に集められ、一方的に教師の話を聞くことが中心です。
それにデジタルネイティブは耐え切れない。
それぞれ学習のスピードも興味も違うのに
クラス単位で授業が進んでいくことも意味がわからない。
デジタルでは行動のフィードバックはすぐに反映されるけど
授業ではたまにあるテストでフィードバックが帰り評価される。
フィードバックが遅すぎる。
これは感覚的には非常によくわかります。
学習は、個別に進めたほうが良いのは誰もが納得できると思います。
しかし現実問題として、子供1人に教師1人がついて教えることは不可能なので
一般的な授業スタイルがとられています。
しかしデジタル製品は基本が個別化されています。
それに慣れているデジタルネイティブは旧来型の学習には耐えられないでしょう。
現在、学習もゲームのように個々の進捗に合わせて先へ進んでいくというような
システム・サービスが開発されてきています。
ハードウェアの技術的にはiPadのようなもので充分実現可能なので
後は優れたソフトウェアとコンテンツの登場を待つばかりでしょう。
近い将来、親は選択を迫られるかもしれません。
・今までと同じスタイルでの学校学習
・個別化されたデジタル学習
それぞれに長所短所がありますが、見極めが必要です。
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