ビジネス.

だいぶ前に嫁のお母さんが良い包丁を買ってくれました。

切れ味がするどい包丁は使っていて気持ちが良いです。
切るというより繊維を分断する感じ。
使っていく内にさすがに切れ味は鈍ってきますが。

しかし、包丁メーカーさんは半年に1回
デパートにブースを出して
出張包丁研ぎのサービス(有料)をやっています。

その時期になると案内のハガキが来るので研ぎに出し
デパートで食事や買い物などをした後で回収するというのが
恒例行事になっています。

良い包丁を使えば長く使いたいですし
長く使うには定期的にメンテナンスとして
研ぐ必要があります。

それをサポートするために住所を登録してもらって
案内のハガキを出すというのは
お客さんからしても納得のいくもの。

言わば、一度包丁を買ってもらったお客さんに対して
定期的にアプローチをできる状況にあるわけです。
これはビジネス的には大きなメリット。

一度包丁を研ぎに出すのについて行ったことがあり
どんなアプローチをしているか見てみました。

現場では商品をたくさん展示してありますし
研ぎに出す時に「ものすごく切れるパン切り包丁ありますがどうですか?」と
微妙にセールスはするもののそれくらい。

自社の包丁を日々使っていて、
これからも使うために有料のメンテナンスをする優良顧客に対するものとしては
アプローチが弱すぎると思いました。

案内のハガキもお知らせ的な最低限の情報が書いてあるだけ。
開封率は高いと思うのでDMにして情報提供をして
現地で「試し切りしてみたい」と思ってもらえる工夫があっても良いかと。

その他にも、一時的にレンタルして家で試しに使ってもらうとか
合わせ買いしてもらえるようなアプローチは
色々とできそうな気がします。

実際に現場ではそこまで手がまわらないということもあるかと思いますが
ビジネスモデルの組み立て次第で売上が増えていきそうなだけに
もったいないと思いました。

広島ブログ

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