この本から。
マービンバウワーは
同僚にも部下にもクライアントにもファーストネームで呼びかけ、
相手にもそれを求めたそうです。
これは、ピラミッド型の上下組織では
情報の流通が滞りがちで
それにより経営が悪化することを目の当たりにしてきた経験から。
経営が失敗したケースを見て
経営者の能力が愚鈍だったことは少なく
情報がトップに届かなかったことが原因だったケースが多かったとのこと。
新人にも意見を求め、それを把握することが
経営に必須だと信念があったようです。
日本では仕事関係の人と
ファーストネームで呼び合うというのは
文化的にもかなり難しいとは思います。
しかし、根本である
率直な意見を言いやすい環境を作るということは
目指すべきものですね。
役職で呼ばない、できるだけ敬語の度合いを下げるなど
日本文化の範囲内でもできることはありそうです。
敬語で言うと、昔サッカーチームを運営していた時に
議論になったことがありました。
会社じゃないし、年上相手でも敬語を使わないほうが
仲良くなれるんじゃないか?ということ。
ただ、その時は「敬語無し」は却下となりました。
草サッカーチームは人の入れ替わりも多いのですが
タメ口文化ができあがっていると
年長者があとから入りにくいのではないか?ということからです。
ただ、敬語や「さん」付けは続けたものの
結局仲良くなれば敬語ベースであっても
距離感は縮んで行くということも経験できました。
面識の薄い人には適切な敬語を使いつつも
人間関係の距離を縮める努力を各人がすれば
問題は解決できると思います。
それを目指しているということを
明文化することは大切ですけどね。
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