上海, 旅行.

またニッチな需要向けですが
中国東方航空は遅れたり欠航が多かったりするので
お役に立ててもらえる方は多いかも。

ドイツでの1時間乗り継ぎに成功し、
約11時間かけて上海まで戻ってきました。

後は広島空港までの便にのるだけ。
もう帰ってきたようなものです。

フランクフルト空港で、なぜか広島まで荷物を積んでもらえず
上海で受け取れと言われてしまったので
一旦入国し、荷物を受け取りました。

そして改めて出発ホールに行くと
中国東方航空のチェックインカウンターは大行列。
17:40の便でしたが多くのフライトが重なるためか、チェックインに2時間もかかりました。

ただ、トランジットは4時間あったのでまだ時間的には余裕です。
ボーディングタイムの前に出発ロビーに到着し、
近くのお店で食事をする余裕もありました。

いよいよ搭乗、と思っていたのですが
ゲートに行くと「まだ乗れない」とのこと。
少し遅れているようです。

出発時刻から30分ほどしてようやくゲートが開きました。
空港のバスで移動し、飛行機に乗り込みます。

乗り継ぎ前の飛行機も大変だったし、昨夜から飛行機でほとんど寝れてないし
疲れもピークでしたがもう2時間座っておくだけで広島に帰れる状況です。

飛行機が飛び立つのを待っていたのですがなかなか動かず。
そして恐怖のアナウンス「天候悪いし、広島空港早く閉まるし、欠航するね」とのこと。
もうショックで笑うしかありませんでした。

終わったと思った所で
また戦いのはじまりです。

みんな飛行機に乗り込んでいたのに、
また荷物を持って飛行機を降りてバスに乗ります。

搭乗したのとは別のゲートに案内され、
みんなにトランジットボーディングパスが配られます。

写真 2016-06-08 22 09 52

そこで待つのですが、何の案内もなし。
スタッフに質問している人もいますが
どうなるか決まっておらずスタッフもわからないとのこと。

19時半くらいでしょうか、1時間ほど待った時点で
施設のアナウンスではなくゲート付近のスタッフが肉声で何か言いました。

大きな待合室で、離れていたので何を言ったのかわからなかったのですが
ゲート付近にいた人が一斉に移動していきます。
状況が全くわからないまま、急いで流れに加わります。

列に並んでいると「Cancel emigration, go to H」とスタッフが叫んでいます。
出国のキャンセル手続きをして、
チェックインの時のカウンターのある出発ロビーのHエリアに行けという感じ。

大行列の出国審査を乗り越えて
カウンターに行くと、キャンセルをくらった人であふれた
カオス状態でした。

何をすれば良いのか、どこに並べば良いのかもわからないまま
なんとなく並んでいると、預け荷物が人の手で運ばれてきます。
すると、「自分の荷物を取ったらチケットに並べ」とのこと。

手動で運ばれるので全部の荷物が来るのも遅く、
荷物が揃った人から行列に並んでいきます。

この時周りの話を聞いてわかったのが、
おそらく東京と名古屋に行く便もキャンセルになり
飛行機3台分のキャンセル処理をまとめてし、大混雑していたようです。

そしてスタッフの説明はないものの
前に手続きをした人の話を聞くと
どうやらホテルは手配されるらしい、とのこと。

そして荷物も預けるので、その日に宿泊する分の
着替えなどの荷物は出す必要があります。
預ける段階でそれを知り、その場で荷造りをしなおす人もいて大混乱です。

大行列を終え、荷物を預け、チケットをもらうと翌朝8時のフライトとのこと。
なんとかチケットを入手しました。

そしてホテルはどうなったか聞くと、1Fの5番ゲートに行け、と。
詳細不明なまま1Fに向かいます。

すると、3Fの段階でAirportのバッジをつけた人が
「ホテルだろ?」と聞いてくるので案内の人と思いついていくと
1Fのカウンターに入り、ホテルを選べと言ってきます。

そして料金は◯◯だ、と言ってくるのです。
ホテルは航空会社が負担するものと思い聞いてみるのですが
今日はキャンセルが多く出たので自分で払う必要がある、と。

なんだかガラも悪いしおかしいと思い、
確認のためちょっとまってくれと言うもすごい剣幕で
「急げ!現金かカードかどっちだ?」と言ってきます。

それでもなんとか待ってもらい、移動すると
ついてきて何かわめいています。

5番ゲートに行くも、誰もいない。やっぱりこの人がスタッフか?と思いながらも
やっぱりおかしいと思い、再度出発ロビーのカウンターに確認しに行くことに。

そしてスタッフに聞くと、こちらが宿代を支払う必要はない、とのことで
やっぱりソイツは航空会社スタッフのフリをしたただのホテルの客引きでした。
危ない!

その話をしている途中に広島便の客をまとめてホテルに連れて行くというスタッフを見つけ、
別行動していた家族を迎えにいくから待っているように伝え、
みんなで行くと5番ゲート前で待っていてくれました。

5番ゲートを出ると他のスタッフに引き渡され、バスを教えてもらいます。
広島便行きの人がひとつのバスにまとめられていて、
お願いしてもエアコンをつけてくれない蒸し暑く暗いバスの中で待機していました。

僕らは最後の方でしたがしばらく待ち、
22時すぎになってようやくバスが出発です。

どこに連れて行かれるのかわからないまま
上海の街をバスで移動しました。

30分ほどするとようやくホテルに到着。
easternなんとかというホテルだったので
中国東方航空の系列ホテルだったのかも。

写真 2016-06-08 23 37 42

ホテルにつくと順番に並んで受付です。
明日の朝のことを英語で質問するも
受付の人にあまり通じず、困っていました。

しかし結局、英語はあまりできないものの
受付の人は日本語ペラペラで日本語で話せばよかったという話でした。orz.

この時点で23時くらいになっていましたが
ホテルでは軽食が準備されていました。
ご飯とスープ、おかず数種類のビュッフェ形式。

写真 2016-06-08 23 52 08

軽く食事をし、カードが使えたのでビールも飲んだところで
もう0時前。

ここからホテルの部屋に向かいますが、
空港の待合室で他の方が話をしていたのが
「欠航で準備されたホテルが肥溜めの匂いのするホテルだった」とのことで
期待値は相当低くなっていました。

しかし、予想に反してかなり広い部屋!
ちょっとタバコの匂いがしたのは残念でしたが
水も人数分準備されていて、快適に過ごせました。

写真 2016-06-09 0 31 55 写真 2016-06-09 0 32 11

余談ですがドイツ時間のままになっていた息子が
寝ようかという段階で睡眠から完全復活し、
夜中3時まで寝れませんでした。

さて、翌朝。
昨夜の時点では

「5時にモーニングコールをする。
 その後の予定は未定だが、
 おそらく朝食を取りながらみんなそろったら6時ごろバスで出る」とのことでした。

実際には4:45にモーニングコールがあり、
電話に出た妻は何か機械案内だったのでそのまま切ったと。

状況が良くわからないままロビーに降りると、
会場でとると思っていた朝食はなく
簡易的な朝食用弁当が準備されていて、それを持ってみんなバスに乗り込んでいました。

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5:10ごろに僕らもバスに乗り込み、
5:18には出発。予定よりだいぶ早かったので
昨日聞いた話をうのみにしていたらかなり迷惑をかけてしまったかも。

その後30分ほどで空港の出発ロビーにバスが到着。
荷物も預け、チケットも発券していたので
中国の出国審査(入国する予定もなかったのにこの旅3回目)と
手荷物検査をして余裕を持って搭乗口に。

翌日は定刻通りに出発、到着しましたが
広島空港につくまで安心できませんでした。

国際便の欠航は初体験でしたが大変ですね。
旅の終わりに予想外のオマケがつきました。

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