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中国新聞電子版スタート

広島が誇る地元最大手の新聞、中国新聞がついに電子版をスタートさせました。今日3月1日からスタートして、とりあえず月末まではお試し期間で無料とか。早速チェックしました。

登録作業

iPadで見れるとのことだったのでApp Storeで「中国新聞」のキーワードで探しましたが発見できず。諦めて中国新聞のサイトにある電子版のバナーから登録することに。

中国新聞のちゅーぴー倶楽部というのに登録する必要がありました。住所など結構情報を入力する必要があったので面倒だけど頑張って登録しました。

そのアカウントを使って、電子版の申し込みをします。しかし、ログインフォームへのリンクをクリックするとSSLの警告が。不安に思いながらも継続ボタンを押すとログインフォームにリダイレクトされましたがSSLなしのページでした。突貫工事だったんでしょうか。早く修正した方が良いですね。

そこでログインし、電子版の申請をしました。すぐ自動返信メールがあると思いきや全然返事来ず。結局2、3時間くらい経ってからメールが届きました。

専用アプリではなく、新聞購読用アプリ

連絡が来たメールを見ると、iPad用のアプリはNewsOasisという新聞購読用の汎用アプリを使うようです。このシステムのアカウントを作るため、外部と連携するので登録に時間がかかったのかもしれません。

iPadでそのアプリを探してインストールしました。ログイン画面があるのでメールで届いたパスワードでログイン(最初間違えてちゅーぴーのパスワードで何度も失敗しました)。これでiPadで新聞が読めるようになりました。

紙の紙面そのままのインターフェース

アプリで新聞を開くと、紙面そのままがiPadの画面に表示されます。各面が一覧できるサムネイル画面(1画面に9面が一覧表示)があるのでこれは便利。

1面を表示すると、iPadの画面いっぱいに紙面が表示されます。見出しはその状態でも十分に見れるので、どんなことが書かれているかのチェックはスムーズにできそう。

記事本文を読もうと思ったらそのままでは無理なので、ズームする必要があります。ズームの作業自体はiPadでは指を使って広げるだけですぐできるので簡単です。ただ、ズームをしっかりすれば文字もキレイに読めるのですが、あまり画面を動かさなくても良いように記事全体を表示できるよう少しだけズームをした時に文字がぼけてしまい読みにくいことも。新聞は広い範囲を表示しないと見にくいので、これは改善して欲しいポイントです。

面白いのが、広告はすべてカットされてるんですね。ページ下部が空白になってたり、全部が空白のページも(これ邪魔だから取って欲しい)。この辺は今回のお試し期間の結果を元に広告主と相談していくんでしょうね。小さい広告がひとつだけ残っているのを見つけました。消し忘れ?

パソコン版

パソコンでブラウザから見ることもできるとのことでそれにもチャレンジしましたが、普段使っているブラウザ、Firefoxでは見ることができませんでした。動作環境でブラウザはInternet Exploreしか書いてなかったのでIE以外からは見れないのかも。なので試す気になれずチェック終了。

結構見れるかも

元々、見るとしたらiPadからと思っていたのですが結構使えると思いました。今後はiPadのようなタブレット型の端末が普及していくと思うので、需要は増えていくと思います。前述のズーム時の解像度だけ直ればとりあえずの使い勝手としては問題なさそう。

今後の期待

そもそもが「紙面を電子化」というのでやってきたと思いますが、その目標は達成されたのかなと。ただ、「新聞を電子端末で見たい」というニーズは満たせるものの、「記事(コンテンツ)を読みたい」ということなら通常のウェブサイトの形式の方が当然見やすいです。記事を読むために指であっちこっちおっかけるのはやはりストレスにはなりますね。

新聞が紙を売っているのか記事を売っているのかというのは良く言われることですが、これを見て実感しました。結構なコストがかかるのですぐには無理だと思いますが、いつかは紙面をそのまま掲載するのではなく電子端末に最適化された読みやすいインターフェースで記事を配信して欲しいと思います。

また、現状の紙面の状態でもできそうだなと思ったのが、電子端末ならではの付加機能を付けると良いかも。例えば、見出しをタップしたらどこまでがその記事本文かがわかるよう色分けされて、さらにソーシャルリーディングのような形で意見を共有できるとか。

責任問題などあるので新聞社がやるのは正直無理だと思いますが、外部に利用を許可(登録制で制限かけてでも)して一般の開発者などが紙面に付加価値を付けることができるような仕組みを提供すれば、社会全体で新聞を土台としてニュースを共有、なんてことも起こり得るんじゃないかなと思いました。

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