読書.

この本から。

ジョブズを一度追い出した後
アップルは大企業らしく数多くの製品を開発・販売していました。

しかし結果は芳しくなく
新しく優れた製品を生み出すことは出来ず
潰れる寸前に。

そこに戻ってきたジョブズがしたことは
大量にあった製品ラインナップを4つにまで減らすこと。

それぞれの製品には多くの人が関わっていますし
これまでの経緯もあるのでそこまで絞り込むというのは
非常識なレベルだったと思います。

しかしそれを断行。
大量の解雇者を出しながらも
驚異的な短期間で組織改革を行いました。

その結果、アップルは復活。

少数のプロジェクトに資源を集中することで
優れた製品を生み出しました。

世界的な大企業でこれを実施できるのはジョブズくらいかもしれませんが
「集中」というのは規模の大小に関わらず必要な基本戦略だと思いました。

「できること」を基準にして仕事を決めてしまうと
どんどん幅が広がっていきます。

もちろん良い面もありますが
広く浅くというのが悪い方に働くことも多々あります。

どこかのポイントに集中することで徹底的に深堀りをして
社会に大きな価値をもたらせるようになります。

しかしこの集中戦略の難しいところは
集中する先を間違えたらすべてが終わりという
非常に恐ろしい、リスクの高いものであるということ。

私も自分の仕事に対して集中の必要性を感じながらも
なかなか絞り込みができないでいました。
しかしこの本を読んで少し光が見えた気がします。

ジョブズは「どこに集中すれば当たるか」などという基準で決めていませんでした。

本当に必要なモノは何か。
それを考えて実行していました。
それ故に迷いなく他を切り捨てて集中することができたのだと思います。

自分も、当たり外れなどではなく
「自分が何をすべきか」を考えて集中の選択をするということが
答えにつながると考えました。

広島ブログ

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2 Responses to “Appleの集中戦略から学ぶ”

  1. 崎田 和伸

    江島さんのジョブズの記事、とても勉強になります。
    特に今回の「集中」。
    おそらく、既存の取引先を切り捨てることも含まれているでしょうから、倒産と皮一枚の違いの賭けかと。
    それができるのがすごい。

    • 江島

      仕事も顧客も選ぶというのも大切なんでしょうね。お互いのためにも。リスクもありますが、上手くいけば大きな価値を提供できるのでそれを目指したいです。