気にしてない人が意外と多いのに驚きます。
延命を続けてきたWindowsXPのサポートですが
4月9日でついに終了となりますね。
Windows XP、Office 2003 サポート終了の重要なお知らせ | Microsoft
古いOSですが安定して動くよく出来たOSだったために
未だに幅広く使われていますが
サポート終了後は実質ほとんど使えないモノになってしまうと思います。
しかし、サポートを終了することを知らない人や
サポートが終了しても普通に使えるんでしょ?と思っている人が
意外と周りに多くいるので心配になります。
IT利活用の会関連の時に話に挙がった
サポート終了後に使うリスクを書いておきます。
サポート終了ってどういうこと?
サポート継続中はOSに不具合があったとしても
開発元がそれを修正するプログラムを作り配布していました。
動きが遅いなどの大きな害はない不具合もありますが
重要なのがセキュリティに関する不具合です。
人間が作った複雑なものなので完璧なものではなく
どうしてもそういった不具合はでてしまいます。
世の中には悪い人がいて、その不具合を発見した上で
人のコンピューターを乗っとったり
ウィルスを侵入させたりするのです。
サポート継続中はそういった悪意のある行動が監視され
同じことが繰り返されないように修正をするという
いたちごっこが繰り返されてきました。
サポートを終了するということはその修正がなくなるということ。
つまり、悪い人が不具合のあるプログラムを利用して悪さをしても
止める人がいなくなるということです。
悪さってどんなことするの?
これは実際にその時になってみないとわかりませんが
考えられるリスクとして。
まず、パソコン内の情報が盗まれる可能性があります。
大切な写真だったり重要な書類だったり友人の連絡先だったり
パソコンに入っているものはすべてです。
悪用されるわかりやすい例はメールアドレスですね。
本人になりすましてアドレス帳にある友人・知人のメールアドレスに
スパムメールを送りまくり、さらにはそこから相手を感染させることを狙います。
サポート終了後は自分にも知人からのウィルスメールが
たくさん届くようになるかもしれません。
連絡先リストとか、盗まれて困るようなデータは
何も入れていないよ!という人でも大丈夫ではありません。
パソコンが乗っ取られると、自分が気づかない内に
自分のパソコン、ネット回線を利用して
知らない誰かを攻撃するのに使われたりもします。
悪い人が身元を隠した上でネット上で悪いこと(攻撃や詐欺行為)をする場合は
乗っとった一般人のパソコンを利用していることも多いです。
つまり、知らない内に加害者になってしまう可能性もあるということ。
警察が来て「知らない、自分じゃない!」と訴えたとしても
自分のパソコンにはしっかりと攻撃した形跡が残っているので大変です。
じゃ、どうすればいいの?
ひとつはWindowsXPのパソコンは
サポート終了後はもうネットにつながないこと。
ネット接続しなければ大丈夫なので
ゲームしたり事務処理したりは使えます。
USBメモリなどでデータのやり取りをする時は注意が必要ですけど。
ただ、普通はネットにつないでアレコレするのが便利なわけなので
限られた用途でないとそれは難しいですよね。
となると結局は「買い替え」です。
危ないのでもう買い替えましょうというお話でした。
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